黒糖焼酎蔵「富田酒造場」をご紹介

  • 12月 6, 2023
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  • 知識編
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黒麹仕込みの硬派な焼酎を造り続けて中毒性の黒糖焼酎を造り続ける

皆さんはラーメンと言えば、どんなラーメンを思い浮かべるだろうか?

私イノウエの勝手な思い込みではあるが、酒好きはラーメン好きと相場が決まっていると思っている。

なぜなら、お酒を外で飲み歩いたあと、決まって食べたくなるのがラーメンだからだ。

では、皆さんはどのようなラーメンが美味しいラーメンだと思うであろうか?

イノウエ的に結論から言ってしまうと、本当に美味しいラーメンというのは、定期的に無性に食べたくなる、中毒性の高いラーメンではないかと思うのだ。

この、中毒性という言葉、いろいろな場面で聞き覚えのある人も多いのであるが、ドキッとしてしまう、あるいは、罪を感じてしまう人もいるのかもしれない。

ここで、もう一度本題に戻ろう。

この記事は、黒糖焼酎のことを記事にしているので、中毒性の高い黒糖焼酎があるのかというお話である。

そんな中で、イノウエが真っ先に思い浮かぶ中毒性のある焼酎といえば、これだという銘柄がある。

それが、奄美大島にある富田酒造場が製造する黒糖焼酎「龍宮(りゅうぐう)」である。

イノウエもこのお酒の不思議な魅力の虜になった一人である。

なぜ「龍宮」には中毒性があるのか?

それは、「龍宮」というお酒が、甘さと辛さの両方を兼ね備え、パンチのあるお酒として、脳がリピートしたいと洗脳されてしまうからである。

確かに、パンチのある食べ物や飲み物というのは、あまり多くを接触しすぎると、お腹いっぱいになり、それぞれの人の必要量を摂取すると、満腹になって打ち止めになってしまう。

そして、この美味しい、これだ!というパンチ力が、再び欲しいという欲求に繋がり、何日かすると、妙にこのお酒を飲みたくなるのだ。

読者の皆さまも、中毒性のある黒糖焼酎なら、是非とも飲んでみたいと思うのではないだろうか?

奄美諸島にある黒糖焼酎には本当にいろいろな種類の黒糖焼酎があり、それぞれ同じポジションにいる黒糖焼酎はどれ一つ無いのである。

イノウエは、味の濃い黒糖焼酎と薄い物を同時に用意して、黒糖焼酎を楽しむという習慣で日々お酒を美味しく味わっている。

そして、黒糖焼酎にはロックに向いているものや、お湯割りに向いているものもあり、季節ごとに味わいが変わるので、飲んでいても年中飽きないのだ。

そんな中で、黒糖焼酎「龍宮」といえば、ロック、お湯割りのどちらも楽しめる銘柄である。

いや、もっとわかりやすく言うと、ロックとお湯割りで「龍宮」の味わうポイントなどが変化し、違った焼酎を飲んでいるような感覚で味わうことができるのだ。

こんな面白い焼酎を教えたいと思う人はそんなに多くないのではないだろうか?

イノウエも、初心者にはこのお酒をあまり教えたくないと思っている。

しかしもし、芋焼酎やウイスキーなどのクセのあるお酒を飲みなれている人がいて、美味しい焼酎を進めて欲しいという人がいたら、ぜひこのお酒を進めたいと思う。

そうしたら、このお酒の中毒性に、脳が洗脳されてしまう人が続出するからだ。

これをお読みの読者さまの中で、このお酒を飲んだことが無い人も、是非とも飲んでみようではないか。

黒糖焼酎NO.1の中毒性焼酎である「龍宮」を。

奄美大島最大の中心地で近代的小都市である「名瀬」

奄美大島の中心地で近代的小都市といえば、「名瀬」である。

奄美大島では、名瀬は都会で、それ以外は田舎ということになり、この、近代的小都市に、富田酒造場がある。

名瀬には富田酒造場以外にも、いくつかの蔵元が集中していて、さすが奄美大島の中心街といった印象である。

もしこれをお読みの読者様が、奄美大島に行くことがあれば、必ず訪れることになる街が名瀬である。

名瀬には、生活に必要なライフラインがすべて揃っているので、奄美大島に移住しようと思ったときに、必ずお世話になる街である。

また名瀬には、イオンをはじめとする大型ショッピングモールや、ミスタードーナツなどのファーストフード店などがあり、昼は買い物、夜は飲み屋街と、人の行き来の盛んな街である。

ここではせっかくなので、名瀬の観光スポットをいくつかご紹介しておこう。

皆さんも、奄美大島に来た際には、名瀬の観光スポットと、富田酒造場の工場見学に行くことをオススメする。

大浜海浜公園・小浜キャンプ場 (オオハマカイヒンコウエン・コハマキャンプジョウ)

大浜海浜公園は、美しいエメラルトグリーンの海とサンゴ礁が砕けてできた白い砂浜で、アダンをはじめ咲き乱れる亜熱帯の植物が見られる場所でもある。

ここは、奄美市名瀬随一の海水浴場で、遊歩道、展望台なども整備されている。

発達したサンゴ礁はシュノーケリングやダイビングに最適で、「日本の渚百選」・日本の快水浴場55選にも選ばれるなど、自然景観に恵まれた海水浴場である。

さらに、感動的なサンセットで有名で、海ガメの産卵地やバードウォッチングの穴場としても知られている。

金作原(きんさくばる)

奄美大島の山々の中でも、天然の亜熱帯広葉樹が多数残っている金作原。

太古の森を思わせる巨大なヒカゲヘゴなどの亜熱帯植物が茂り、国指定天然記念物のルリカケスやキノボリトカゲなど、稀少な生物も生息している。

またここは、緑の間から差し込む陽光が神秘的である。

金作原では、手付かずの自然が残ったパワースポットで、亜熱帯特有の植物が今も残っており、希少な動物とも出会える貴重な自然の宝庫である。

島ラーメン ハレルヤ食堂

観光ネットワーク奄美では、さまざまな奄美を案内する企画を提供し続けている。

例えば、亜熱帯性常緑広葉樹が広がる山々と川、そして島を取り巻く黒潮とサンゴ礁の海、豊かで特異な自然とその自然に育まれた動植物など。

そして、琉球と古代日本の文 化・民俗が息づく独特の文化のある島である「奄美」。

ここでは、そんな自然を満喫できるツアーを数多く企画している。

地元の人も知らない奄美の固有種や生物をガイドが詳しく解説してくれる。

脇田丸

奄美鶏飯と島料理の鳥しん|奄美のソウルフード「鶏飯」を味わうならここである。

ここでは、奄美の新鮮な鶏料理が味わえると、地元の方をはじめ観光客からも愛される郷土料理店である。

鳥しんの「鶏飯」は、10時間ほどじっくり煮込んだ鶏ガラと奄美の天然塩を使用した特製スープが特徴で、すっきりとした味わいが評判である。

その他、鶏飯のスープを使った「鶏飯ラーメン」や朝引きの新鮮な「鳥刺し」、郷土料理でもあるハリセンボンの味噌汁「アバス汁」など、メニューも豊富に取り揃えてある。

名瀬について、紹介していくとキリがないので、他の蔵元でのご紹介の際に、別の名瀬をご紹介いていく予定なので、楽しみにしていただきたいと思う。

富田酒造場の歴史について

ここで、富田酒造場のこれまでの生い立ちについて、述べて行こうと思う。

※ 本内容については、かなりの内容を、「あまみの甘み あまみの香り」鯨本あつこ・石原みどり 著から引用しています。

富田酒造場の創業は、昭和26(1951)年になる。

初代、富田豊重(とみた・とよしげ)氏が、アメリカ軍政下の昭和26(1951)年に、「らんかん酒造場」として名瀬の現在地に創業。

このとき、「らんかん酒造場」という社名の由来は、蔵の裏にある「らんかん山」をヒントに、酒造りの蔵元の名前として使用したのだということである。

ここは、幕末期に、この山の上に、イギリス人が設計した白糖工場が建てられ、技術指導のために来島した外国人が住んでいたことから「蘭館山(らんかんやま)」と呼ばれるようになったのだという。

2023年現在では、蔵の代表は3代目の富田恭弘(とみた・やすひろ)さんが取締役会長を務め、4代目となる富田真行(とみた・まさゆき)さんが代表取締役社長を務めている。

富田酒造場では、工場の人数が少ないにも関わらず、工場案内などの対応も行っていて、生産も年中フル稼働で生産している。

富田酒造場での製品の特長は、製品を完成させたあと、焼酎の貯蔵期間が他の蔵元に比べて特に短く、7か月程度で出荷されている商品などもある。

代表銘柄である「龍宮」が、甘さの中に辛さも備えているのは、このような貯蔵期間の短さが製品の特長を生んでいるのであろうということである。

奄美大島を中心に、「龍宮」の中毒者がたくさんいて、この商品がとにかく出荷数が多く、年中フル稼働で生産を行わないと、出荷対応が追い付かないとのこと。

それだけ根強いファンが多く、この蔵元の酒造りの丁寧さが商品の味に表れているのだろう。

そんな年中忙しくしている富田酒造場であるが、逆にお盆時期を中心とした夏の間と年末年始の製造の無い時期がのんびり過ごせる期間になっているのだそうで、夏休みと冬休みと言ったところであろうか。

富田酒造場は、蔵としては決して大きな蔵元ではないが、パンチのある特徴のある味わいは、他のどの黒糖焼酎に比べても、個性の塊といった印象が深い。

富田酒造場の黒糖焼酎の造りのこだわり

ここからは、富田酒造場の、黒糖焼酎造りの蔵元のこだわりや特徴について、記載していこうと思う。

富田酒造場では、麹(こうじ)は国産のうち破砕米に黒麹造りというのが特徴である。

蔵で使用している黒糖は、沖縄離島産を主に、数種をブレンドしている。

さらに、蔵元の限定銘柄で、徳之島(とくのしま)産も使用して、黒糖焼酎を造っている。

原料の黒糖の管理については、沖縄に保冷倉庫が完備され、製造毎に送ってもらうようにしている。

富田酒造場の造りの設備の最大の特徴は、創業以来65年使いこまれた32個の三石甕(さんごくかめ)が蔵の命とも言える特徴である。

富田酒造場ではとにかく、この甕を丁寧に丁寧に手入れしながら焼酎造りに使用し、おかしな匂いがしたら戦場し、ヒビが入れば補修をしては、「大事に使えば千年持つ」と大切に扱っている。

甕の容量は約540リットルあり、一次仕込みから二次仕込みまで同じ甕で仕込んいる。

甕には、一個一個違った癖があり、もともと40個あった甕のち、山側に面した壁面の8個については、クセが強すぎるため、2個を残して廃棄したとのことである。

冨田酒造場では、こういった甕ごとにバラつく焼酎の味を調え、甕の手入れをする手間を惜しまずに手入れしている。

これは、甕に住み着いた酵母(こうぼ)や甕由来の土っぽい風味が、焼酎に厚みのあるボディをもたらしてくれるということである。

そして、富田酒造場では黒麹を使用しているというのも、原料の個性をより引き出し、強いクエン酸による甕の殺菌効果があるので、生産対応にも一石二鳥となるということがあるのだという。

富田酒造場での麹(こうじ)造りに使うドラム式製麹(せいきく)機は、全自動だときれいすぎる味になるため、手作業で麹を混ぜられるように改造している。

麹に人の手がふれることで、焼酎の風味が変化するのだということで、手作業を惜しまないのも、焼酎の味にこだわって製造しているからである。

富田酒造場では、黒糖の溶解作業は30分程度で終わらせるといった特徴がある。

これは、黒糖に含まれる香りの成分の一部が、熱を加えることで飛んでしまうため、残したい香りの成分を残すために、蒸気を使う黒糖の溶解を手早く終わらせるという方法を用いている。

そのため、黒糖を溶解するタンクは、ジャケット式の冷却装置を備え、外側に水を流して溶解液を速やかに冷ますことができるよう工夫されている。

富田酒造場では、常圧蒸留のみを行って、製品化している。

蔵元の設備の特徴は、ステンレス製の蒸留機はネックを細く高くした特注品で、原料の香りがよく残り、キレのある味に仕上がるのだという。

素材がステンレスのみだと味が硬くなるため、部品の接合部などに真ちゅう材を使用している。

これは、スコットランドの蒸留所などでも行われている工夫で、原酒との化学反応で味わいが柔らかくなるとのこと。

さらに雑味を防ぐために、蒸留機の部分は使うたびに分解して丁寧に手洗いをして機器管理を怠らないようにメンテナンスに余念がない。

そして、仕上がった原酒は、ホーローやステンレスタンク、甕、樽(たる)で貯蔵される。

富田酒造場では、銘柄により、蒸留後に半年から5年ほどの貯蔵熟成を経て商品化されて出荷されている。

富田酒造場の造りにおいて、特に重労働となるのは、原料の米や黒糖を運んだり、ケース入りの焼酎を運んだりする肉体労働ということである。

肉体労働に自信があって、黒糖焼酎が好きな人は、富田酒造場に就職すべきである。

インタビューに応じていただいた人をご紹介

ここからは、今回の富田酒造場に対する取材において、インタビューに応じていただいた方をご紹介させていただこうかと思う。

富田 真行 (とみた まさゆき)氏 (取締役社長)

今回取材に応じていただいたのが、富田酒造の代表である、富田真行社長である。

富田真行社長は、写真で見る限り、とてもワイルドで接するのに少し躊躇してしまうような少しコワモテの印象が強かったのであるが、話してみた印象はとてもマイルドな印象を受けた。

いわゆる、女性に好まれやすい、見た目が怖くて、話てみるとダンディで優しいという、魅力的なギャップを兼ね備えた旦那さまである。

富田酒造場として目指している味について尋ねると、富田酒造場らしさを感じる味で、飲んでいただく人それぞれにとって楽しく日常が豊かになる味わいでありたいとのこと。

なんとも格好良いコメントではないか。

イノウエがいつも不思議に思っているのが、毎年気象などの条件が変化するような環境で、味をキープすることへの取り組み姿勢についてである。

そんな中で、イノウエがいろいろな蔵元の方々に焼酎造りにおいて、味をキープすることをお聞きするたびに、味を同じにするのは至難の業か、あるいは、無理とのこと。

富田酒造場では、味をキープするというより、味の違いをむしろ楽しんで欲しいとのこと。

なんせここでは、昔ながらの手作業というものをとても重要視していて、そのため、味を維持しようというよりかは、味の進化を心がけているのだとか。

そんな真行社長に黒糖焼酎のオススメの飲み方を聞いてみると、飲む人それぞれに好きな飲み方で飲んでほしいという回答が返ってきた。

そんな回答に対して、なるほどと、イノウエも納得。

富田社長もイノウエと同じく、焼酎の飲み方はいろいろとあるのが楽しいことだと感じておられるよう。

つまり、黒糖焼酎を楽しく飲む飲み方としては、寒い時期は温めて、暑い時期にはソーダ割や冷やして等、それくらいのノリで気軽に自由に飲んで欲しいとのことである。

奄美大島では、高校を卒業すると、ほぼ100%の割合で島を一度は皆が出る経験をするのであるが、真行社長も、8年間ほど、奄美大島を出た経験があるそうである。

そんな真行社長に、奄美大島の魅力を訪ねたとこと、「のどかさ」という回答をいただいた。

「のどかさ」というのは、奄美大島にある他の蔵元さまにお聞きしても、皆が第一に言っておられた内容である。

私を含め、日本人は、「のどかさ」とは程遠いのではないだろうか?

イノウエ的に、黒糖焼酎の味わいの秘訣は、「のどかさ」が肝ではないかと思うのであった。

冨田酒造場の具体的な製品をご紹介

ここでは、富田酒造場が製造する、代表的な黒糖焼酎の銘柄のうち、いつくかの銘柄について、紹介していこうと思う。

「龍宮」

度数:30度

蒸留方式:常圧蒸留

富田酒造場の代表銘柄であるのがこの「龍宮」である。

冒頭でも述べたように、「龍宮」は甘さと辛さの両方をバランス良く備え、独特の味わいが中毒性を生む焼酎となっている。

このお酒、ロックと水割りでも両方で飲んでも美味しくて、それぞれ違った趣の味わいになるというのがこのお酒の面白いところ。

「龍宮」は、甘さとそれに勝る辛さを併せ持つというのは、このお酒の魅力ポイントではあるが、甘さと辛さのどちらも芳醇で、幅が広いというのが、このお酒が魅力である。

そして、このお酒の味わいが刺激的であると同時に基本は優しい味わいなので、芋焼酎のクセが強い銘柄の焼酎ほどの刺激はなく、マイルドな刺激という印象。

このお酒の持つ特徴に、キレの良さというのがある。

この、キレの良さというのが、例えば、バーベキューなどの焼肉などのお供にピッタリの味わいとなり、バーベキューをさらに美味しくさせるのだ。

このお酒、お湯割りで飲んでも切れの良さという味わいが残っているので、冬にバーベキューをする人は少ないかも知れないが、大いに活躍してくれるだろう。

もちろん、鍋のお供にも最高で、料理の受け口が広いこのお酒は幅広い場面で活躍できる焼酎でもある。

ぜひ試していただきたい。

以下より黒糖焼酎「龍宮」の購入サイトへのリンクに移動する。↓

「まーらん舟(せん)」

度数:25度、33度

蒸留方式:常圧蒸留

このお酒、徳之島徳南製糖の黒糖を使用して製造している黒糖焼酎となっており、黒麹仕込みの常圧蒸留製法で昔ながらの方法で造られたお酒となっています。

代表銘柄である「龍宮」のように辛さを感じず、むしろ芳醇な甘さを感じられる黒糖焼酎で、黒糖の幅広い甘さを十分に味わえる印象である。

筆者であるイノウエも、焼酎ユーチューバーである「ぴくと」さんのライブに参加させていただいたときに、「まーらん舟」が美味しいと言っている視聴者さんと会話することができた。

「まーらん舟」は、年に1度だけ、極少量限定出荷される貴重な黒糖焼酎である。

 「まーらん舟」とは、17世紀頃に東南アジアや中国、沖縄、奄美などを駆け巡っていた「馬艦船(まーらんせん)」がその名の由来となっているとのこと。

「馬艦船」とは、近世中期以後に、沖縄本島内および先島を往来した中国式ジャンク船のこと。

(マーラン)は中国語。先島への御用船は12反帆の大型であったが、普通は5~8反帆。

足が早く、海上を馬のように走ったことからこの名がついた。

さて、このお酒、芳醇な甘さを兼ね備えていて、お湯割りにしてもその甘さは消えない。

お湯割りに甘さを求める人にはこのお酒はオススメであるが、やはり、甘さを味わうのであれば、ロックか水割りがオススメといったところ。

アイスクリームが甘いというのも、冷たいものと甘さとの相性が非常に良いからだ。

普通は冷たい飲み物などは、甘さが口の中で広がるといった芳醇な味わいをそんなに感じ取れないものではあるが、このお酒は口の中で甘さが広がる印象を感じることができる。

限定販売品なので、品薄状態で手に入らないこともあるのかも知れない。

ネットでしか手に入らない一品なので、味わってみたい方は、他の焼酎を購入するついでに、このお酒をポチっとすると良いだろう。

以下より黒糖焼酎「まーらん舟」の購入サイトへのリンクに移動する。↓

「らんかん」

度数:43度

蒸留方式:常圧蒸留

黒糖焼酎の中でもヘビー級を味わいたいと思う人にはこのお酒がぴったりである。

このお酒、甕仕込の無濾過仕上げなので、本当に原酒の状態のお酒が楽しめるのだ。

さらに、毎年味わいが少しずつ変化して、その年ごとの味わいが楽しめる、大変面白いお酒である。

芳醇な甘さを感じ、黒糖と一緒というよりかは、チョコレートと一緒に味わうと、口の中が幸せの甘さを堪能できる一品である。

黒麹仕込みなので、口の中に入れたあともしっかりと余韻を残してくれ、甘さをとにかく味わいたい人にはオススメの銘柄である。

このお酒を飲むときは、ショットグラスなどに次いで、洋酒であるウイスキーをショットグラスで飲むといった感覚で飲みたいのである。

無性に度数の高いお酒を飲みたいときや、西部劇のカウンターでショットを飲んでいる場面を思い浮かべながら、自分もショットを飲んでその気になろうという感覚が味わえるお酒。

43度という度数は、まさにウイスキーやブランデーの代わりに飲めるというのが良い点で、黒糖焼酎なので、それらに比べて格段に甘いのが特徴。

このお酒のラベルの文字も手書きだということなので、造り手の肌感触みたいな特別感を味わいながら飲めるというのも、寿司をカウンターで食べるのと同じような感覚で味わえるといった印象である。

以下より黒糖焼酎「らんかん」の購入サイトへのリンクに移動する。↓

「かめ仕込み」

度数:25度、40度

蒸留方式:常圧蒸留

黒糖焼酎「かめ仕込み」もこの蔵元の他のお酒と同様にヘビー級のお酒である。

このお酒、濃醇な甘酸っぱい香り、口に含むとトロリとした黒糖の濃厚な旨みが口の中でいっぱいに広がる。

しかし濃厚な味わいを感じられる反面、口当たりはとてもやわらかく、飲んだ後に残る余韻を感じることができ、優しくてしっかりとした甘さが口の中で残る。

このお酒の飲み方として、ストレート(キンキンに冷やして)かロックがオススメ。

やはり、甘い黒糖焼酎というのは、冷やして飲むというのがオススメで、冷やした状態で、酒類の違う甘さというのを感じとれる、いわゆる、こだわりのスイーツを食べている感覚ではないかと思う。

筆者であるイノウエは正直、スイーツに関して、味の違いを見分けるということはほとんどしていないので、甘さの違いを表現するのはとても難しいのである。

黒糖を口に含んだときに味わえる複雑で芳醇な味わいは、単なる甘さだけの味わいではないので、芳醇に感じ取れるのであって、このお酒も幅の広い甘さを感じることができる一品である。

富田酒造場らしい特徴を存分に味わうことのできるワイルドな一品。

ぜひ一度、ご賞味いただきたい。

以下より黒糖焼酎「かめ仕込み」の購入サイトへのリンクに移動する。↓

富田酒造場はワイルドな黒糖焼酎をこれまでもこれからも造り続ける

ここまで、富田酒造場について、ご紹介させいただいた。

富田酒造場は70年以上の歴史を持ち、2023年現在で創業72周年となる。

黒糖焼酎の蔵元の多くは創業70年以上の蔵元が多く、このような老舗ばかりが集まっているような酒蔵は世界でも貴重だと言えるだろう。

そんな中、奄美諸島の27か所の蔵元の中でも、とりわけ特徴のある、というよりかは硬派な黒糖焼酎を造り続けている。

蔵元の4代目となる富田真行さんは、とてもワイルドな雰囲気で男気のある風貌の持ち主で、そんな硬派な蔵元だからこそ、男気のある焼酎が造られていくのであろう。

これをお読みの読者さまも、ガッツリの肉料理を食べながら、ワイルドに黒糖焼酎を味わって至福の時を過ごしたいという人も多いのではないだろうか?

そんなワイルドなキャンプ場とかで、バーベキューをして、豪快に肉を食べながら飲む「龍宮」は最高の味わいだと思う。

いや、「龍宮」は夏のキャンプ場で豪快にロックで味わうだけでなく、冬の寒い日に、お湯割りでも美味しくいただけるのだ。

お湯割りにすると、芳醇な甘さと辛さのマッチが起こり、辛さが体をポカポカと温めてくれる。

夏でも冬でも活躍できる「龍宮」は、一度、中毒性が起きてしまうと、年中求めてしまう銘柄なのだ。

イノウエはこの「龍宮」の不思議な魅力を感じながら、何人かにこのお酒はどうかと、いろいろな場面で聞いたことがある。

イノウエにとって、黒糖焼酎自体がマニアックなのに、黒糖焼酎の「龍宮」が美味しいという話をいろいろな場面で耳にするのは、このお酒の魔力であろう。

イノウエは今日も唐揚げを食べながら、「龍宮」を楽しんでいた。

「やっぱり、唐揚げには、肉→龍宮→肉→龍宮の無限ループが止まらないな!」

今回の記事は以上になります。

ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。

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