第5回ベルリン国際スピリッツ・コンペティションで金賞受賞
「ベルリン国際スピリッツ・コンペティション」は毎年ドイツのベルリンで行われ、黒糖焼酎も評価の対象銘柄として、毎年選出されている。
2018年に国際的な蒸留酒の鑑評会「第5回ベルリン国際スピリッツ・コンペティション」が、ドイツ・ベルリンで開催された。
この「第5回ベルリン国際スピリッツ・コンペティション」で、本格焼酎部門で喜界島酒造㈱の「喜界島」が金賞、「キャプテンキッド」が銀賞に選ばれた。
「キャプテンキッド」と合わせた両銘柄は、同年に行われたアメリカで行われたコンペでも入賞した。
他の焼酎と違って、黒糖焼酎は海外でのコンペティションも評価が高く、特に、ウイスキーやブランデーの代わりに黒糖焼酎が美味しいと思ってもらえることが多い。
他、同社の「キャプテンキッド」は2023年の東京ウイスキー&スピリッツコンペティションでも金賞に選ばれるほど評価されている銘柄である。
黒糖焼酎「喜界島」といえば、イノウエがこれまでで最も多く消費してきた黒糖焼酎である。
イノウエは黒糖焼酎の飲み始めのころ、「黒糖焼酎 12パック飲み比べ」セットを注文する機会が多かった。
そうこうしているうちに、ひときわ飲みやすい銘柄をイノウエは発見する。
それが、黒糖焼酎「喜界島」である。
「喜界島」は、ロックで飲んだ場合、ロックで氷が解けて濃度の薄い黒糖焼酎になっても、同じ安定した味を供給し続けてくれることに気がついた。
さらに、イノウエの近くのスーパーで、なぜか紙パックの黒糖焼酎「喜界島」が手に入ったのだ。
普通、黒糖焼酎は、スーパーで置いていないことが多いのであるが、ましてや、一番人気銘柄でもない「喜界島」が置いてあるというのは珍しい。
イノウエはそうこうと黒糖焼酎「喜界島」ばかりを飲んでいるうちに、すっかりとこの味になじんでしまい、いつしか、「喜界島」ばかりを12本まとめてネットで購入するようになっていたのである。
そして、イノウエが引っ越しの際に、お世話になったお酒好きな人にも「喜界島」を配ったり、近所の自治会の飲み会でも「喜界島」を皆んなに振舞ったりするようになった。
そうしていろいろな人に飲んでもらった「喜界島」の感想は、大抵、「美味しい!」という印象。
この、黒糖焼酎「喜界島」は、イノウエにとっても大変思い出深い、期待を裏切らない黒糖焼酎として、今も愛飲している銘柄の一つとなっている。
ここでは、黒糖焼酎「喜界島」を製造している、喜界島酒造について、できるだけ詳しく、また、わかりやすくご紹介していこうと思う。
美しい自然に囲まれた喜界島はダイビングスポットとしても大きな注目を集める島
喜界島へのアクセスは、鹿児島または奄美大島を経由し、飛行機かフェリーを利用してアクセスする。
喜界島は、本土から直接アクセスをすることができない島となっており、鹿児島、奄美大島以外の空港から、喜界島への直行便は取り扱われていない。
そんな魅惑あふれる喜界島の魅力といえば、何といっても、南国のムード溢れる自然豊かな島だということではないかと思う。
喜界島の人は、他の島に比べて、大人しい目の人が多いようで、お人よしだということからとても親しみやすい親切な人が多いのが特徴だと言える。
ただ、喜界島の人は、大人しく親切だという印象で、若干、物足りないと思われることも多いのだそうであるが、イノウエが話してみた印象は、とても接しやすい人懐っこいような印象だったということ。
奄美大島の人などに比べると、地味な印象の方が多いようにも思えたが、話していても、全く嫌味というものを感じなかった。
喜界島の人々には、昔の良き時代の日本の風景を思わせるような懐かしさがあり、訪れた人々を歓迎してくれるおもてなしのお人柄があるようにも思える。
ここでは、そんな喜界島で訪れるべき観光スポットについて、いくつかご紹介していきたいと思う。
喜界島酒造株式会社
喜界島酒造は、喜界島空港から、車で5分でアクセスできる場所にある。
喜界島には公共交通機関であるバスも走っているようではあるが、喜界島空港から歩いて22分の距離にある。
いっそのこと空港から歩いた方が早い場合もある。
工場見学も行っているようなので、事前に申し込みをすれば、蔵元へのアクセスも行ってもらえる場合もあるようなので、事前申し込みをオススメする。
喜界島には、喜界島酒造と朝日酒造の2つの蔵元しかないので、どちらにも時間があれば訪問することをオススメする。
サトウキビ畑の一本道(シュガーロード)
サトウキビ畑の一本道(シュガーロード)は、見渡す限り一面に広がるサトウキビ畑の中、青い空・海へと続いているように見えるおよそ2.5キロメートルの一本道。
別名「東シナ海へと続く道」とも呼ばれ、観光客にも人気のスポットでジャンプして写真撮影するのが人気となっている。
ここへは、喜界島空港から車で20分の位置にあり、島の内陸の部分にある。
喜界島に来た際には、是非とも訪れたい写真スポットである。
ハワイビーチ(あんなどぅまい)
島の最北端に位置し、岩場の間に砂浜が広がる美しいビーチである。
ハワイのように美しい海であることから、「ハワイビーチ」と呼ばれるようになったとのこと。
このビーチは、海の色が何層にも違って見え、透明度が高くシュノーケリングにも最適。
海岸周辺は隆起珊瑚と希少な植物が見られる国立公園としても指定されている。
百之台国立公園(ひゃくのだいこうえん)
百之台国立公園とは、喜界島の中央部に広がる標高203mの隆起サンゴ礁の高台のこと。
展望台に上がってまず目にするのは地球の丸さを実感させてくれる水平線だ。
眼下に広がる整地されたサトウキビ畑、エメラルドに輝くサンゴ礁の海は絶景となっている。
なんと、約12万年前には、この地は海の中にあったということえである。
ここは現在、奄美十景の一つとして認識されている。
手久津久(てくづく)の巨大ガジュマル
喜界島には数多くの神秘的なガジュマルがあるが、その中でも手久津久(てくづく)集落のガジュマルは代表的なものとなっている。
ガジュマルの高さは17.7メートル、幹周りは16メートル、枝張りの直径は42メートルと大きく、樹齢は100年を越えると推測されている。
手久津久の巨大ガジュマルへは、喜界島空港から車で15分の場所にあるので、ここに来た際は、是非とも寄ってその迫力を見てみよう。
喜界島酒造の歴史について
ここからは、喜界島酒造株式会社の歴史について、述べて行こうと思う。
※ここからの内容についは、鯨本あつこ、石原みどり著の「あまみの甘み あまみの香り」を参照して、記載しています。
喜界島酒造の大元は、喜界島で不動産産業やタクシー会社、酒造業として宮崎県にも幸蔵(こうぞう)酒造(株)を擁するグループ企業のひとつからスタートし、その原点は、大正時代にさかのぼる。
当時、泡盛の杜氏だった石川すみ子(いしかわ・すみこ)氏が大正5年(1916)年に旧喜界村・赤連(あがれん)で開いた酒造所が、蔵のルーツとなっている。
喜界島では、それ以前より集落などで焼酎の自家醸造が行われていて、すみ子氏は、島内の酒造所に技術指導を行ったと伝えられている。
昭和42(1967)年に、すみ子氏の次男の石川春雄(いしかわ・はるお)氏が酒造所を継承し、社名を石川酒造株式会社とした。
この石川酒造を前身とし、昭和48(1973)年に上園田文義(かみそのだ・ふみよし)氏が免許を引き継ぎ、喜界島酒造株式会社へ社名を変更し、代表銘柄を「喜界島」と命名し、今に至る。
現在は、喜界島酒造は、上園田慶太氏が代表を務めている。
現在、喜界島酒造では従業員数が20人で従事しており、本社である喜界島以外にも、大阪支社など、本土への販売網を広げつつある。
筆者であるイノウエも、「喜界島」の紙パックを運よく近くのスーパーで簡単に入手することができたので、ひょっとすると、近くのスーパーで紙パックの「喜界島」なら簡単に見つかるかもしれない。
喜界島酒造の造りの特徴について
喜界島酒造では、麹(こうじ)はタイ米を使用し、白麹と黒麹を使い分けている。
黒糖は沖縄産をメインに使用し、不足分を海外産で賄っている。
仕込み水は、島の地下から汲み上げたミネラル豊かな天然水を使用している。
割り水には軟水化処理した水を用い、口当たりよく仕上げていっている。
自動製麹機(せいきくき)で麹を造り、一次も二次もステンレスタンクに仕込んでいく。
発酵中のもろみは、人の目で30分~1時間おきに温度や状態をチェックし、良い発酵状態を保つように注意深く管理されている。
蒸留は、原料の風味と旨味を引き出す常圧蒸留のみ。
喜界島酒造では、3トン、4トン、6トンの3基の蒸留機を所有し、年間で最大約6480キロリットルの製造能力を備えている。
喜界島酒造での蔵全体での総貯蔵能力は約4000キロリットルあり、大量の原酒を時間をかけて熟成させることが可能である。
平成21(2009)年からは、蔵から出る焼酎粕を肥料にしてサトウキビの自社栽培にも取り組んでいる。
このキビから造った黒糖で仕込んだ焼酎は、限定品として発売されている。
喜界島酒造では、11月から5月ぐらいまでの期間に製造を行い、その中でも主に、1月~3月に集中して製造を行っているとのこと。
これは、冬が最も発酵の温度管理がしやすく、黒糖焼酎の製造に適しているといったところによるのだという。
喜界島酒造で最も大変なのが、まさに黒糖焼酎の製造の工程だということで、黒糖焼酎の温度管理がとてもシビアで神経のいるところだというお話である。
毎年製造している黒糖焼酎であるが、当然、お酒の味の管理はとても大変だということで、温度管理を徹底することと、ブレンダーの味管理の人の経験とカンがとても重要になってくるのだという。
喜界島の温厚な人たちについて
イノウエが喜界島酒造の体岡さんや、朝日酒造の喜禎社長などとお話をしていると、とてもほっこりと親しい友人と話しているかのような安心感を感じる。
聞けば、喜界島の人々の特徴として、とても親切で人懐っこく、どちらかというと控え目な人が多いというようなことを聞いた。
喜界島の人たちは、基本的に大人しいということであるが、親切な人といった印象の方が強く、何人かの人と話していて、悪い印象を持ったことが無いのである。
喜界島は、親切な人以外にも、スキューバーダイビング夕日の見えるスギラビーチなど、あまり知られてはいないが、自然がとても美しくて過ごしやすい気温などがある。
奄美諸島の島々は、夏は30度を上回ることがほとんどなく、冬は10度を下回ることがない。
喜界島でも、海で囲まれた地域なので、年中を通してとても過ごしやすい気候に恵まれ、夏も下手をすると、クーラーが無くても過ごせてしまうくらいに過ごしやすいとのことである。
気候が良くて自然豊かな島だからこそ人も温厚な人が多くなるのだろうと思った。
もし、南の島への移住を検討している人がいたなら、奄美諸島はとても過ごしやすい地域ではないかと思う。
くろちゅうの由来について
黒糖焼酎「喜界島」のラベルには、「くろちゅう」と書かれた文字のシールが貼ってある。
よく見ると、「しまっちゅ伝蔵」にも「くろちゅう」のラベルが。
イノウエが自治会の集会で、黒糖焼酎「喜界島」をメンバーに振舞ったところ、その中の一人が、「これ美味しいなあ!」と一言を言ったのであった。
そしてその人が、「へえー、黒糖焼酎か。こんなのがあるんやね。それに、ここに、くろちゅうと書かれている。なるほど、くろちゅうね。」
「くろちゅう」というネーミングは、上園田慶太社長が自ら付けたそうで、黒糖焼酎の黒と酎の名から、「くろちゅう」とネーミングしたとのことである。
そういえば、「くろちゅう」というと、何となく親しみやすいイメージがある。
実際、イノウエの自治会のメンバーも、「なるほど、くろちゅうか。」と言ったほどで、何となく口にしやすく、覚えやすいネーミングであるといったことがわかるのではないか。
イノウエは、しばらく、「くろちゅう」というのは、黒糖焼酎の呼び名で、どの黒糖焼酎にも「くろちゅう」と呼ばれているものだと勝手に思っていたのだ。
「くろちゅう」とは何とインパクトがあって、親しみやすいネーミングではないか。
上園田慶太社長は、黒糖焼酎の普及活動にとても熱心だという話で、何とか、親しみやすいキャラクターのようなイメージを思い描いたのだそうである。
いっそのこと、黒糖焼酎の全蔵元で、「くろちゅう」を公認にしてしまえばいいのではないだろうか。
イノウエも黒糖焼酎の普及活動には多いに協力していきたいと思う。
インタビューに応じていただいた人たち
今回、イノウエの取材でインタビューに応じていただいた人について、記載していこうと思う。
副工場長 体岡 英雄(たいおか・ひでお)氏
まずはじめに、喜界島酒造の副工場長であられる、体岡英雄氏がインタビューに応じていただいた。
体岡氏は、とても気さくで話しやすい人で、穏やかでとてもフレンドリーな人であるという印象を受けた。
体岡氏に喜界島酒造のこだわりを聞いてみると、昔ながらの常圧蒸留にこだわった製法を述べられた。
最近では、飲みやすさで本土でも減圧蒸留の黒糖焼酎が増えているのであるが、常圧蒸留のお酒はしっかりと素材である黒糖の風味や味わいを感じることができるため、とても美味しくいただけるということである。
体岡さんは昭和56年1月に喜界島酒造に入社し、平成元年喜界島酒造の大阪支社に配属になり、3年間ほど、大阪で勤務されていたということである。
体岡さんに喜界島の魅力を聞いてみると、喜界島は海と自然が存分に楽しめる環境でとても住み心地が良いとのこと。
とくに、海岸で海の向こう側にきれいな夕日を見ることができ、夕日を見ながら飲む黒糖焼酎は最高なんだとか。
体岡さんに、黒糖焼酎のとっておきの飲み方を聞いたところ、甕に焼酎を移して、1週間ほど軽く熟成させておくんだとのこと。
1週間甕で熟成させた黒糖焼酎は、アルコールを感じさせないほどにまろやかで飲みやすくなり、あまりに飲みやすくて、ついつい飲み過ぎてしまうのだそう。
甕で飲む前の焼酎を熟成させる飲み方は初めて聞いたのであるが、イノウエの環境ではできない飲み方なので、ぜひとも飲んでみたい飲み方だと思った。
喜界島酒造の具体的な製品をご紹介
ここでは、喜界島酒造が製造する、代表的な黒糖焼酎の銘柄のうち、いつくかの銘柄について、紹介していこうと思う。
「喜界島」
度数:25度、30度
蒸留方式:常圧蒸留
喜界島酒造の代表であるこのお酒は、常圧蒸留製法で製造された、昔ながらの黒糖焼酎です。
喜界島酒造の特徴として、とてもバランスを意識した黒糖焼酎が特徴で、濃すぎず、薄すぎず、丁度よいバランスの黒糖の味わいを楽しむことができるのが特徴です。
バランス型の黒糖焼酎というのは、大変利用しやすく、飲むタイミングを選びません。
そのため、食前、食中、食後のいつでも楽しむことができることから、いつでもついつい手を伸ばしてしまう一品で、リーズナブルな商品だからこそ、このお酒ばかり飲んでしまうといった印象があります。
このお酒はイノウエが生涯で最もたくさんの量を飲んだお酒でもあります。
イノウエが特に気に入った点は、ロックで飲んだとしても、氷が解けても味わいが安定しているので、ロックで濃度を気にせずに、どんどんと焼酎をグラスに注いで飲んでしまうといった印象。
水割りの味やお湯割りの味特にこだわる人向けではありませんが、ロックと水割りの中間でも良いという人にはとてもオススメの焼酎である。
「喜界島」は「しまっちゅ伝蔵」と製造方法による違いはないが、「喜界島」は、古酒をブレンドして製造することにより、コクを出している。
以下より商品リンクに飛べます。↓
喜界島酒造 喜界島 黒糖 30度 1800ml瓶 [ 焼酎 鹿児島県 ](アマゾン)
「しまっちゅ伝蔵」
度数:25度、30度
蒸留方式:常圧蒸留
このお酒も「喜界島」と同様に、常圧蒸留製法で製造された一品です。
「喜界島」は古酒をブレンドさせることにより、よりコクを出しているのに対し、こちらのお酒は昔ながらの製法のそのままのまろやかな味わいを感じることができる一品です。
「喜界島」よりも、飲みやすくて、とても優しい味わいに仕上がっており、初心者向けといった印象があります。
「しまっちゅ伝蔵」は、島に昔から伝わる製法をそのまま伝えてきた味わいという意味で、昔ながらの懐かしい味わいを楽しむことができます。
筆者も、「しまっちゅ伝蔵」があまりに美味しくて、途中で飲むのを辞めて、後で楽しむ銘柄として置いておくといったことをしてしまう銘柄です。
常圧蒸留製法で製造されている割には、とても優しい味わいで、すっきりと雑味が無くて、とても飲みやすいのがこちらの特徴となっています。
優しい味わいなので、ロックでも水割りでもお湯割りでも楽しめますが、筆者的には、ロックで「喜界島」と同じように、氷が解けても美味しく感じる薄い水割りでも十分に楽しめます。
とてもマイルドな飲みやすいお酒なので、年中活躍できる飲み口として、ご自宅で購入を検討されてみてはいかがであろうか?
以下より商品リンクに飛べます。↓
喜界島酒造 しまっちゅ伝蔵 黒糖 30度 1800ml瓶 [ 焼酎 鹿児島県 ](アマゾン)
しまっちゅ伝蔵 30度 1800mlしまっちゅでんぞう 奄美 黒糖焼酎 喜界島酒造 しまっちゅ伝蔵 一升瓶(楽天)
「キャプテンキッド」
度数:43度
蒸留方式:常圧蒸留
キャプテンキッドとは、スコットランド出身の海賊であるが、奄美諸島のトカラ列島には、キャプテンキッドの財宝が眠っているという言い伝えがあるのだという。
こちらの商品は、そんな伝説の海賊である、「キャプテンキッド」に因んだ、喜界島酒造の上位銘柄で至極の一品である。
こちらのお酒は、長期熟成させたお酒をさらに樫樽で熟成させた、熟成に熟成を重ねた逸品です。
その味わいは、深いコクと香り、さらに、樫樽のビターで香ばしい風味で、飲む者を魅了する味わいとなっています。
このお酒、手間暇がかかっている割にはとてもお値打ちな商品となっており、7年古酒とは思えない、とてもお買い求めしやすい商品となっています。
最近では、ウイスキーやブランデーから、焼酎に転向する人が増えていると聞きますが、こちらの商品は、そんなウイスキーファンには特にオススメの商品となっています。
こちらの商品の度数43度は、明らかにウイスキーの対抗馬として意識されている商品であり、ウイスキーよりも黒糖の芳醇な甘さが楽しめる分、こちらの方が美味しくいただけると思います。
黒糖焼酎と樫樽との相性は抜群であり、とくに樽貯蔵のお酒は、どのような混ぜ物で混ぜても美味しくいただくことができます。
ロックやお湯割りはもちろんのこと、炭酸割りやミルク割りなど、いろいろな飲み方を試して、自分なりの美味しい飲み方を見つける喜びも楽しむことができる商品となっています。
ぜひ、お値打ちなこちらの商品を、ご家庭に置いてみてはいかがでしょうか?
以下より商品リンクに飛べます。↓
喜界島酒造 キャプテンキッド 黒糖 43度 720ml瓶 [ 焼酎 鹿児島県 ](アマゾン)
黒糖焼酎 キャプテンキッド 43度/720ml 箱入(楽天)
伝統ある喜界島酒造の挑戦はまだまだ続く
ここまで、喜界島酒造について、述べさせていただいた。
喜界島酒造の歴史は古く、創業の1916年から、2023年で107年を迎える。
このように、創業で100年以上も続いている企業は世界でも珍しく、喜界島には、朝日酒造と喜界島酒造の2つの酒蔵が100年以上も続いているのだ。
喜界島酒造では、昔ながらの製法である常圧蒸留にこだわって製造しており、減圧蒸留をメインで飲んでいる人がいたら、是非とも常圧蒸留のお酒を飲んでいただきたいものである。
イノウエはこれまで、「喜界島」を最もたくさん飲んできたのであるが、その特徴はなんといっても、ロックで飲んでもそんなに味の変化がしないという点である。
「喜界島」は、ロックであっても、水割りで飲んでも、味の変化がそんなにしないという特徴があり、どのタイミングで飲んでも、こちらの狙い通りの味わいが楽しめるため、安心して飲めるといった特徴がある。
イノウエもこの味の変化がしない特徴を体岡さんに聞いてみたところ、それはまさに、常圧蒸留製法のたまものであるとおっしゃられた。
「喜界島」のパッケージには、バランスのとれた味わいが特徴と記載されており、濃すぎず、薄すぎずといった、安定の味わいがいつも楽しめるのだ。
イノウエはいつものように、「くろちゅう」のラベルの入った「喜界島」をロックでグラスに注いだ。
そして、ゆっくりと「喜界島」のロックを飲み進めては、次々にグラスに追加で注ぐ。
そして、グラスに注いだお酒は、いくら氷が解けても、安定した味わいを感じることができるので、いつも美味しいを味わうことができる。
イノウエは思った。
「喜界島のロックはいつも裏切らない、安定の味わいで最高に安心できる美味しさだ。」
今回の記事は以上になります。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。