
常圧蒸留製法で作られた黒糖焼酎こそ昔ながらのお酒
今回は、黒糖焼酎初心者が、黒糖焼酎選びに迷っておられる方に向けて、筆者がオススメする黒糖焼酎をランキング形式で3選を発表していきます。
焼酎の製法は、大きく分けて、常圧蒸留方式と減圧蒸留方式があります。

どちらの製法でも、メリットとデメリットはあるのですが、スーパーなどで売られている黒糖焼酎で多いのが減圧蒸留方式の焼酎です。
しかし、黒糖焼酎初心者だからこそオススメしたいのが、常圧蒸留方式で製造された焼酎です。
理由は、常圧蒸留方式で製造された黒糖焼酎こそが、そもそもの黒糖焼酎のルーツであるということ。
また、良くも悪くも黒糖焼酎らしさを感じるには、明らかに常圧蒸留方式の方が感じ取れるからです。
常圧蒸留方式の焼酎は、減圧蒸留方式に比べ、素材の特徴を吸収しやすく、素材の良さを吸収しやすい代わりに、素材の雑味なども吸収してしまうため、焼酎にクセが残りやすいのが特徴です。
ここで、素材のクセというのは、良い特徴と悪い特徴を全て含んで、素材の特徴がはっきりとしているということ。
クセの強いお酒は、肉料理などの濃い味付けや脂っこい料理にとても良く合うのに対し、クセの少ないお酒は、魚料理などの、繊細な味付けに向いているお酒だと言えます。
しかし、黒糖焼酎のクセというのは、黒糖そのもののクセのことであり、芳醇な甘みやフルーティーな香りの強いものが、黒糖焼酎で言うところの、クセが強いお酒ということになります。
芳醇な甘みやフルーティーな香りという、強力な黒糖の特徴が十分に感じ取れるからこそ、このお酒が魅力たる所以ではないでしょうか?
黒糖焼酎ファンは、更なる黒糖の芳醇な甘みとフルーティーな香り、コクを深く追い求めるようになり、よりクセの強いお酒が欲しくなるものです。
今回のランキングの選定基準について
今回のランキングは、黒糖焼酎初心者に向けて、コスパを重要視し、なおかつ商品の扱いやすさを考慮し、紙パックで商品化されたものを限定にランキング形式で3選を発表したいと思います。
ここで注意していただきたいのは、今回のランキングがそのまま黒糖焼酎の美味しいランキングの全てではないということ。
各蔵元には、手間暇をかけ、素材にこだわり、途方もない年月を要するなどした、さらに美味しさを追求して製造している上位銘柄というのがあります。
各蔵元が製造する上位銘柄は、通常の販売価格で提供できるはずもなく、その価値に見合った金額で販売されています。
当然ではありますが、各蔵元の上位銘柄が、各蔵元の代表銘柄よりも美味しい黒糖焼酎であることは、言うまでもありません。
しかし初心者がいきなり、黒糖焼酎の上位銘柄に手を伸ばすのはとても勇気がいることですし、高額な買い物になってしまいます。
ですので、まずは、お求めやすいコスパの良い黒糖焼酎で、このお酒の魅力を存分に味わった上で、少しずつ上位銘柄に手を伸ばしてみるのが良いと思います。
また、今回、紙パックで販売されているものを限定としているのは、販売数も多く、いろいろな場所で購入できる可能性がそれだけ高いということです。
販売数も多いということは、消費されている量もそれなりに多く、逆に、いろいろな人にオススメしやすいという特徴があります。
自分も飲んで良し、人に勧めるのも良し、今回の選定基準は、そんな広く親しまれているという点も考慮して選定いたしました。
それでは早速、ランキングの発表に移りたいと思います。
黒糖焼酎初心者にオススメランキング3選~常圧蒸留製法でエコに紙パック編~
1位 黒糖焼酎 喜界島
製造元:喜界島酒造株式会社
奄美群島の中の島:喜界島

2位 黒糖焼酎 浜千鳥乃詩 和
製造元:奄美大島酒造株式会社
奄美群島の中の島:奄美大島

3位 黒糖焼酎 奄美
製造元:共同瓶詰会社・奄美酒類
奄美群島の中の島:徳之島

では以下より、今回のランキングの黒糖焼酎について、詳しく解説していきます。
1位 黒糖焼酎 喜界島について
今回、筆者が1位に選定した、「喜界島」について解説していきます。
黒糖焼酎「喜界島」は、奄美群島の喜界島にある、喜界島酒造株式会社の代表銘柄になります。
このお酒、黒糖の甘さを存分に味わえるお酒となっているのですが、その甘さは水割りでも消えることがなく、どのような飲み方をしても、黒糖焼酎らしい味わいをはっきりと感じ取ることができる、黒糖焼酎らしさの代表格のようなお酒だと感じたので、今回の1位に選定させていただきました。
このお酒がどうして甘さを十分に感じることができるのかと言うと、仕込み水として使われている硬水が原因だと思われます。
実は、この製造元である喜界島酒造がある喜界島は、サンゴ礁が隆起してできた島が所以に、そこで飲める水はバリバリの硬水であります。
硬水は割り水としては適さないのですが、仕込み水に硬水を使用することで、麹菌の栄養素となるカルシウムが十分に含まれているので、活発な製麹(せいさく)が行われることになり、この工程が、この焼酎の味の源である黒糖の成分を十分に吸収してくれるからだと言えます。
ただ、この焼酎には多少の雑味も適当に含まれたような味わいがあるのですが、かえってそれが、純粋な黒糖焼酎らしさとなり、美味しさに好影響な雑味として感じられ、より一層美味しく頂けるようになります。
黒糖焼酎をド直球に表現したような、そして、コスパも抜群と言えるこのお酒は、自分用だけでなく、友人や知り合いにも自信を持ってオススメできるでしょう。
もしこれを読んでいるあなたが、黒糖焼酎初心者ならば、まずはこのお酒を飲んでみてはいかがでしょうか?
「あっ、なるほど、これが黒糖焼酎なんだ。」と納得していただけることでしょう。
ご購入希望の方は以下のリンクより商品ページへ移動できます。↓
アマゾンで購入希望の方↓
奄美黒糖焼酎 喜界島 25度 1800ml 紙パック 2本セット
奄美黒糖焼酎 喜界島 25度 1800ml 紙パック 3本セット
楽天で購入希望の方↓
2位 黒糖焼酎 浜千鳥乃詩 和 について
今回、筆者が2位に選定した、「浜千鳥乃詩 和」について解説していきます。
黒糖焼酎「浜千鳥乃詩 和(はまちどりのうた なごみ)」は、奄美大島にある、奄美大島酒造株式会社の代表銘柄になります。
実は、奄美大島酒造株式会社は3種の代表銘柄を所有しており、「JOUGO」、「浜千鳥乃詩」、「高倉」のうちの一つになります。
このお酒の特徴は、黒糖焼酎を製造する黒糖や水などの材料を、全て奄美大島産で賄われているという点です。
黒糖の質ももちろんこだわっているのですが、特筆すべきは名水である「じょうご川」の美味しい水を使用しているということです。
皆さんも、例えば、日本の名水を使用してコーヒーなどを作ってみたことはないでしょうか?
日本の名水のほとんどは、人がとても飲み易い軟水です。
名水を使用してできたコーヒーなどは、雑味が全く感じられないほどに、すっきりとした味わいとなります。
このことは、このお酒にも言えます。
このお酒、常圧蒸留で製造されているにも関わらず、スッキリと飲みやすい味わいです。
しかし、ただスッキリとしているだけではなく、黒糖の芳醇な香りや甘味も十分に感じられ、とても美味しくいただけます。
そう、この「じょうご川」を割り水に使用していることで、雑味らしきものがほとんど無いようにかき消されてしまい、黒糖のよい部分だけがお酒に反映されているのです。
言ってしまえばこのお酒、美味しすぎるのです。
今回の選定の第1位である「喜界島」と同等かそれ以上の美味しさ。
コーヒーで言うと、純粋なブルーマウンテンを飲んだようなイメージです。
あまりにも雑味が感じられないスッキリとした美味しさに、このお酒の虜になってしまうこと間違いありません。
ただ、今回の代1位の「喜界島」に比べてよい意味での雑味が感じられないため、今回は第2位とさせていただきました。
自分用だけではなく、友人や恋人に、リーズナブルなお酒として、自信を持ってオススメできる至極の一品として問題ないと思います。
ご購入希望の方は以下のリンクより商品ページへ移動できます。↓
アマゾンで購入希望の方↓
奄美大島酒造 浜千鳥乃詩 和 紙パック 25度 [ 焼酎 鹿児島県 1800ml ]
奄美黒糖焼酎 浜千鳥乃詩 和(なごみ) 25度 1800ml 紙パック 2本セット
楽天で購入希望の方↓
浜千鳥乃詩 和 なごみ 紙パック 25度/1800ml 黒糖焼酎 奄美大島
3位 黒糖焼酎 奄美について
今回、筆者が3位に選定した、「奄美」について解説していきます。
黒糖焼酎「奄美」は、奄美群島の徳之島にある、共同瓶詰会社・奄美酒類の代表銘柄になります。
注意すべきは、会社名は奄美酒類(あまみしゅるい)、銘柄名が「奄美」と奄美大島を連想しがちですが、製造元のある場所は、奄美群島の徳之島になります。
今回第3位に選定させていただいた、黒糖焼酎「奄美」は、とても面白いお酒です。
まず、このお酒、徳之島にある絶対に合併しないと言われている3つの町にある、4つの蔵元の原酒を提供しあったブレンド酒となっています。
普通、ブレンド酒というと、尖ったお酒の味わいをやわらかくするという目的でされることが多いのです。
しかしこのお酒、ブレンドした結果、とても複雑な味わいに。
その結果、このお酒の味わいは、マイルドではなく、クセの強い、複雑な味わいがあるお酒となっています。
ブレンドした結果、クセの強さが残ると言うのは本当に面白いです。
このお酒に提供される原酒は、各蔵元の4種とも同量に混合されているということ。
焼酎王国である鹿児島県の中で、ブレンド酒を提供している共同瓶詰会社は4つしかなく、その中の2つは奄美群島にあり、このお酒は鹿児島県の共同瓶詰会社の4つのうちの1つとなっております。
このお酒にはこのように、面白い要素がふんだんに盛り込まれているため、飲んでみる価値が十分にあるお酒と言えます。
もう一つ、このお酒がオススメな点があります。
それは、黒糖焼酎としてクセのある銘柄であるということ。
クセのあるお酒は、少々パンチの効いた料理にも対抗できます。
このお酒、自分用としてももちろん良いのですが、友人や恋人にも紹介することのできるお酒ではないでしょうか?
こんなにも話題性があり、肉料理にも合い、美味しいお酒は、黒糖焼酎の中でもほとんどありません。
しかもこのお酒、いろんなスーパーで置いてあるほどのリーズナブルさ。
飲んだことの無い人は、一度は飲んでみても損はしません。
なぜならば、本当に美味しいからです。
ご購入希望の方は以下のリンクより商品ページへ移動できます。↓
アマゾンで購入希望の方↓
楽天で購入希望の方↓
奄美黒糖焼酎 奄美 25度 紙パック 1800ml 奄美 黒糖焼酎 ギフト 奄美大島 お土産
いかがでしたでしょうか?
今回は、黒糖焼酎「喜界島」、「浜千鳥乃詩」、「奄美」をご紹介させていただきました。
実は、筆者としては、ランキングを作成したく無いほどに、どの黒糖焼酎も外れなく美味しいと思っています。
しかし、このようにランキング説明が無いと、購入希望者の決断ができないのも事実であります。
最近では、あまりにもいろいろな情報が世の中にありすぎて、また、あまりにも読者の皆様が忙しすぎて、商品の購入の決断する理由をじっくりと選べなくなっているのが現状だと思います。
そんな中、このブログの、とても有難いこのブログ読者様のために、今回だけでなく、今後は、より購入しやすいように、いろいろなランキングを掲載していこうと思います。
今回の記事が、黒糖焼酎購入の意思決定に少しでもお役に立てればと思います。