4つの蔵で醸す「黒奄美」
今回ご紹介するには、奄美群島の徳之島にある、奄美酒類株式会社が製造する黒糖焼酎「黒奄美 黒麹」というお酒です。
もともと、黒糖焼酎「奄美」は4つの蔵元の原酒のブレンド酒ということもあり、面白いお酒でした。
「黒奄美 黒麹」は、黒麹で製造されているということもあり、「奄美」に比べ、香りのインパクトはさらに増しています。
そして、味わいは黒糖の芳醇な甘みが感じられ、黒麹仕込みならではのキレの良さから、大変飲み易いお酒となっております。
ブレンド酒という複雑な味わいと、芳醇な甘さ、飲み易さとキレの良さで味わい深い商品に。
徳の島は、1つの島が3つの町に分かれていますが、この3つの町は「なにがあっても合併しない」と言われているそうです。
しかし、この島には町は合併しなくても、3町に散らばる4つの酒蔵が造る原酒をブレンドして1つの銘柄として世に出る黒糖焼酎があります。
そのお酒は「奄美」。
今回のお酒は、この白麹仕込みである「奄美」とは違った味わいが楽しめる、黒麹仕込みで製造された「黒奄美」。
小さな酒蔵が何社か集まって、原酒をブレンドし、統一銘柄を出すケースは焼酎大国の鹿児島県でも4社しかなく、そのうちの2社が奄美群島にあります。
原酒をブレンドすることで出る深い味わい。
その都度コンディションの異なる原酒をブレンドして銘柄ごとの味に仕上げるのは、経験と技術が必要な仕事で、異なる原酒をブレンドすることで、香りや味わいに深みを出すことができるのだそうです。
徳之島の5蔵が参加する奄美酒類では蔵の規模に大小はあっても、納入する原酒の量は等しく同じ量を納めているのだそうです。
この黒糖焼酎が造られているのは上記のとおり、徳之島。
では、なぜこの焼酎の名前が「奄美」なのか?
その理由はわかりやすいもので、「このお酒を販売し始めた当時、徳之島よりも奄美の方が知名度があったから」ということなのだそうです。
黒糖焼酎「黒奄美 黒麹」は、黒糖の香りが強く、芳醇な甘さと独特のキレが特徴のお酒です。
もともと奄美酒類株式会社のお酒は、4つの蔵元が同量のお酒を持ち寄り、製造されているのですが、面白いほどにそれぞれの個性が残っており、大変複雑な味わいが楽しめます。
ブレンド酒だからこその独特な味わい。
黒糖焼酎を製造する奄美群島において、同量の原酒のお酒は、この製造元のみ。
この複雑で大変面白い味わいを味わってみませんか?
黒糖焼酎「奄美」の製造について
原料:黒糖
蒸留方式:常圧蒸留
麹の種類:米麹(白)
アルコール度数:25度
製造元:奄美酒類株式会社 鹿児島県大島郡徳之島町
奄美酒類(あまみしゅるい)を構成する5つの酒蔵
酒蔵その① 中村酒造(なかむらしゅぞう)
酒蔵その② 松永酒造場(まつながしゅぞうじょう)
酒蔵その③ 高岡醸造(たかおかじょうぞう)
酒蔵その④ 亀澤酒醸造(かめざわしゅじょうぞう)
酒蔵その⑤ 天川酒造(あまかわしゅぞう)
黒糖焼酎「奄美」は徳之島の4つの酒蔵の同量の原酒をブレンドした複雑で軽快な飲み口の焼酎です。
現在から50年前、小さな蔵がそれぞれ酒造りをやっていたら潰れてしまうから、みんなで一緒にやりなさいという国の指導があり、奄美酒類が生まれました。
50年前に各蔵の社長が英断を下したことにより、私たちはこの黒糖焼酎「奄美」を飲むことができるのです。
徳之島のブレンダーさんたちによる、至極の一品、ぜひ楽しい晩酌のお供に加えてみてはいかがでしょうか。
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