本格焼酎を水割りで味わうことについて深堀りしよう
焼酎といえば、ロック、水割り、炭酸割りなど、いろいろな飲み方ができるお酒です。
ここでは、本格焼酎を水割りで飲むということについて、深堀りしたいと思います。
焼酎を飲む際に、水割りで飲むという飲み方も、とても人気のある飲み方だと言えます。
焼酎を飲む際に、ロックだけとか、お湯割りだけとか、限定せずに、水割り、炭酸割りなど、いろいろな飲み方を知っていると、焼酎の楽しみというのも倍増します。
ここでは、焼酎の飲み方の中で、自分の好きな度数に薄めて飲む水割りで飲む方法について、向き不向きや、その魅力などを解説していきます。
この記事を読み進めることで、以下の主な3つの内容について、知ることができます。
① 焼酎を水割りで飲むことに対して、その特徴について知ることができる。
② 前割りやこだわり水など、水割りの飲み方についてこだわった知識について知ることができる。
③ 水割りで飲むことが向いている焼酎の具体的な銘柄について知ることができる。
それでは早速ですが、次の章より、焼酎を水割りで味わうことについて、解説していきます。
本格焼酎を水割りで飲むことについて解説
冒頭でも述べた通り、焼酎は、ロックや水割り、お湯割りと、いろいろな飲み方で飲むことができるのが特徴のお酒です。
そんな焼酎の飲み方でも、特に女性に人気のある飲み方の一つが水割りで飲む方法になります。
焼酎の水割りは、自分の好きな度数にアルコール度数を調整できるため、アルコールがそんなに強くない人でも、比較的楽しやすい飲み方だと言えます。
ここでは、そんな焼酎を水割りで飲むことについての、飲み方などについて、解説していきます。
事前の割り水で、ぐんとおいしさアップ
焼酎を飲む際に、香りや風味を残しつつ、口当たりがやわらかくなる「水割り」は、あまりお酒に強くない人でも楽しめる飲み方です。
焼酎を水割りで飲む一般的な方法としては、飲む直前に、氷→焼酎→水の順で割るのが従来のスタイルです。
ウイスキーの水割りのように、水をたくさん入れず、焼酎9対水1か、8対2程度の濃いめにしたほうが、焼酎の香りがよくなります。
しかし、本格焼酎をもっと堪能するためには、事前に割り水する方法をぜひ知っていただきたいと思います。
これは、「前割り」とも呼ばれ、水で割った焼酎を一晩以上寝かせてから飲む方法になります。
焼酎は水よりも分子が小さいので、寝かせるほどに水よよく馴染んでまろやかな味わいになり、飲む直前に割るよりもぐんと美味しさがアップします。
焼酎と水の割合の基本は、焼酎6対水4か、5対5ですが、お好みによって調節しましょう。
焼酎の「前割り」に使う容器は、黒ヂョカなどの陶製の器、空き瓶やペットボトル、デキャンタで構いません。
割り水したものを冷蔵庫で寝かせておけば、氷を入れなくてもそのまま美味しくいただけます。
水道水は現金!水選びにこだわりを
おいしい水割りを作るために、絶対にこだわりたいのが「水選び」です。
そもそも本格焼酎は、蔵元選りすぐりの仕込み水や割り水でつくられているのに、飲むときに、雑味の多い水道水を使っていては、せっかくのおいしい焼酎が台無しになってしまいます。
割り水として一番理想的なのは、焼酎の蔵元が使用している仕込み水ですが、多くの場合は入手困難であるといえます。
それでも、せめて焼酎に合った水を選びたいものです。
一般的に、ミネラル分が少ない軟水は、焼酎本来の旨味を損なうことがなく、割り水向きと言われています。
蔵元の地元または近郊の天然水か、軟水系の名水を購入すれば、おいしさは格段に違ってきます。
焼酎水割りの具体的な飲み方と、本格焼酎の具体的な銘柄をご紹介
ここでは本格焼酎を水割りで飲む際に、具体的な飲み方について、解説していきます。
また、本格焼酎の中でも、水割りで飲むのに適した具体的な銘柄について、記載していきます。
本格焼酎の水割りで飲むのに最適なグラスとは?
焼酎を水割りで飲む際、焼酎自体が透明なので、グラスは切子など、表情があるものがおすすめです。
焼酎を水割りで飲む際は、お好みで、すだちやレモンなど、柑橘類を絞っても美味しいくいただけます。
おいしい水割りのコツ
水を容器に入れる
デキャンタ、ペットボトル、ヂョカなどに、焼酎と軟水系の水を6対4、あるいは5対5などお好みの割合で混ぜ入れます。
水割りを一晩寝かせる
フタをして、冷蔵庫で一晩以上寝かせます。
期間に決まりはありませんが、3日以上寝かせたほうがベターです。
焼酎の水割りは寝かせるほどにまろやかになります。
お好みで氷を入れる
水割りを一晩冷蔵庫で冷やしたあとは、水割り自体は、冷えているので、そのままグラスについでもOKですが、冷たさを保つため、お好みで氷を2~3個入れます。
オン・ザ・ロックと同様に透明でおいしい氷を入れます。
グラスに冷蔵庫で冷やした焼酎の水割りを注ぐ
氷を入れたグラスに、冷蔵庫で冷やした焼酎の水割をゆっくりと注ぎます。
ポイント
・水で割り、一晩以上寝かせる。
・割合は、焼酎6対水4か5対5。
・おいしい水を厳選する。
この焼酎は水割りで!
焼酎は水で割ると、マイルドになるので、焼酎の水割りに向いているのは、香りが高く、濃い味わいの焼酎が向いていると言えます。
焼酎の水割りは、すっきりとした清涼感があるので、夏にぴったりの飲み方です。
山ねこ
種別:芋
りんごの実のような清涼感がある甘さ。
度数:25度
製造元;株式会社尾鈴山蒸留所
いも麹 芋(いもこうじ いも)
種別:芋
高い技術力を誇る蔵による先達の味。
度数:26度
製造元;国分酒造協業組合
飛乃流 朝日(ひのりゅうあさひ)
種別:黒糖
甘味をセーブした都会的な一本。
度数:25度
製造元;朝日酒造株式会社
青一髪(せいいっぱつ)
種別:麦
潮の香りとミネラル感が特徴。
度数:25度
製造元;久保酒造場
南光(なんこう)
種別:泡盛
どこか懐かしくはつらつとした味わい。
度数:30度
製造元;神谷酒造所
焼酎の水割りを一晩寝かせた「前割り」がおすすめの飲み方
今回の記事では、焼酎を水割りで飲むことについて、記載させていただきました。
焼酎を水割りで飲む飲み方は、少し準備をして、「前割り」で飲むと、とてもまろやかで飲みやすい飲み物になります。
焼酎の「前割り」が楽しめるようになると、アルコール自体があまり飲めない人でも、焼酎を楽しめる機会が訪れたりします。
焼酎のいろいろな飲み方を知っているだけで、焼酎に対する親しみもずっと増すのではないでしょうか。
今回の記事では、以下の主な3つの内容について、解説させていただきました。
① 焼酎を水割りで飲むことに対して、口当たりがやわらかくなるような特徴について解説させていただきました。
② 前割りやこだわり水など、水割りの飲み方について、「水割り」を冷蔵庫で一晩寝かして飲む、「前割り」など、こだわった知識について解説させていただきました。
③ 水割りで飲むことが向いている焼酎の具体的な銘柄について、濃い味わいの焼酎向きなどの特徴について解説させていただきました。
この記事を読まれた読者様が少しでも、焼酎に興味を持っていただき、焼酎を好きになっていただけると、筆者としても嬉しい限りです。
この記事は以上になります。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。
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