焼酎といえば、ロック、水割り、炭酸割りなど、いろいろな飲み方ができるお酒です。
ここでは、本格焼酎をお燗で飲むということについて、深堀りしたいと思います。
日本酒を燗するというのはよく耳にしますが、焼酎を燗するというのは、馴染みが薄い方も多いのではないでしょうか?
実際筆者も、日本酒のお燗はよく飲んだりしますが、焼酎のお燗となると、電子レンジで温める程度でした。
しかし、このお燗の造り方は間違えています。
しかし、焼酎のお燗こそ、本格焼酎のツウの飲み方と言えるのではないでしょうか?
ここでは、焼酎の飲み方の中で、お燗ついて、向き不向きや、その魅力などを解説していきます。
この記事を読み進めることで、以下の主な3つの内容について、知ることができます。
① 焼酎をお燗で飲むことに対して、その特徴について知ることができる。
② 焼酎をお燗でり飲む際にの飲み方やお燗の方法について知ることができる。
③ お燗で飲むことが向いている焼酎の具体的な銘柄について知ることができる。
それでは早速ですが、次の章より、焼酎をお燗で味わうことについて、解説していきます。
本格焼酎をお燗で飲むことについて解説
冒頭でも述べた通り、焼酎は、ロックや水割り、お湯割りと、いろいろな飲み方で飲むことができるのが特徴のお酒です。
焼酎をお燗で飲むという飲み方は、焼酎の本場九州では昔から親しまれてきた飲み方のようです。
焼酎をお燗で飲む際、黒ヂョカがあれば、自宅でも本格的な焼酎のお燗を楽しむことができます。
本格焼酎のいろいろな飲み方や、飲み方に合う銘柄などを知っていれば、いろんなケースの飲み方がより一層楽しめるのではないでしょうか?
焼酎をお燗で飲むようになれば、あなたも本格的な焼酎ツウの仲間入りですね。
ここでは、そんな焼酎をお燗で飲むことについての、飲み方などについて、解説していきます。
焼酎のお燗は伝統的だけど新鮮な飲み方
本格焼酎のお燗じゃ、一般的にはあまり馴染みのない飲み方かもしれませんが、本格焼酎の本場・南九州では、日常的に親しまれているスタイルです。
鹿児島の方言で、晩酌のことを「だれやめ」(だれ=疲れ、やめ=取る)と言いますが、1日の疲れを取る「だれやめ」の定番がお湯割りか、燗なのです。
事前に割り水した焼酎を黒ヂョカという酒器に入れて、遠火で温めてぬるめの燗をつけます。
そして、チョク(猪口)でゆるゆると飲んで、体と気持ちをほぐしていきます。
本格焼酎ツウを目指すなら、ぜひともトライしていただきたい飲み方です。
お湯割りとはひと味違う、ふわりとした甘くやさしい味わいになり、新鮮な驚きがあるはずです。
焼酎のお燗は、熱燗でなくぬる燗が最適!
基本的な燗は、あらかじめ割り水しておいた焼酎を、温めて飲む「割り水燗」です。
事前に焼酎5対水5、もしくは焼酎6対水4の割合で割ったものを冷暗所などで一晩以上寝かせます。
お燗のときもおいしい水にこだわり、水道水ではなく、軟水系の天然水を選びましょう。
黒ヂョカに入れて、炭火もしくはコンロに網を乗せ、遠火でゆっくり温めます。
また、米焼酎は、割り水をしないでそのまま燗につける「直燗(じきかん)」にすると、甘くなって味わい深くなります。
米焼酎の本場・球麿地方には、ガラという直火にかけられる直燗専用の酒器もあります。
専用の酒器がなくてもアルミ製のコップに入れ、湯せんで燗をつけたり、湯燗徳利などでも代用できます。
割り水燗も直燗も、温めすぎは禁物。
ぬる燗にすることがおいしさを左右する大きなポイントで、45℃くらいがちょうどよい温度です。
火が強すぎるとヂョカにひびが入ってしまうこともあります。
電子レンジで温めるのは、アルコールが立ってとんがった感じになってしまうので、おすすめできません。
焼酎をお燗で飲む具体的な方法と、本格焼酎の具体的な銘柄をご紹介
ここでは本格焼酎をお燗で飲む際に、具体的な作り方について、解説していきます。
また、本格焼酎の中でも、お燗で飲むのに適した具体的な銘柄について、記載していきます。
おいしい割り水燗のコツ
お湯を容器に入れる
黒ヂョカに、焼酎6対水4もしくは、5対5など好みの割合で割り水をして、一晩以上寝かせ、水と焼酎をなじませます。
ヂョカを温める
ヂョカを炭火や網を乗せたコンロの上で温めます。
ヂョカの口からほんのり上記があがったら下ろします。
沸騰させると旨味がにげるので、要注意です。
コンロがなければ、ボウルにヂョカを入れ、上から熱いお湯を注いで温めてもOK。
温めた焼酎をグラスに注ぐ
飲んだ分だけ、お湯を足して薄めていけば、徐々に焼酎の香の立つお湯になり、深酒を防げて健康的であり、かつ経済的です。
ポイント
・割り水にしてぬるめに温める。
・45℃くらいが適温。
・電子レンジで温めるのは不可。
この焼酎はお燗で!
お燗が鹿児島で日常的なだけであって、芋焼酎で好まれる飲み方です。
焼酎のお燗には、お湯割りと同様に、甘く香りの高いタイムが向いています。
以下に、焼酎のお燗に向いている銘柄をご紹介していきます。
さつま寿(さつまことぶき)
種別:芋
白麹らしい和める味わいがクセになる。
度数:25度
製造元;株式会社尾込商店
萬膳(まんぜん)
種別:芋
薩摩の芋焼酎造りの伝統を堪能できる逸品。
度数:25度
製造元;佐久の花酒造株式会社
八幡(はちまん)
種別:芋
これぞ芋焼酎!鹿児島屈指の呼び声高し。
度数:25度
製造元;高良酒造有限会社
月の中(つきのなか)
種別:芋
香り、コク、キレ三拍子揃った一本。
度数:25度
製造元;岩倉酒造場
十年の転た寝(じゅうねんのうたたね)
種別:※
甕壺で熟成させた限定酒。
度数:25度
製造元;合資会社宮原酒造場
本格焼酎のツウの飲み方であるお燗を存分に楽しもう
今回の記事では、焼酎をお燗で飲むことについて、解説させていただきました。
焼酎をお燗で飲む飲み方は、あまり馴染みのない飲み方かもしれませんが、焼酎の本場・南九州では、昔から親しまれてきた飲み方です。
黒ヂョカがあれば、自宅で楽しめる焼酎のお燗。
焼酎のお燗をグラスに注ぎ、お湯を足していくと、焼酎の香りが残ったままでお湯割りが楽しめるので、健康的で経済的な飲み方だといえます。
ここでは、焼酎の飲み方の中で、お燗について、向き不向きや、その魅力などを解説してきました。
今回の記事では、以下の主な3つの内容について、解説させていただきました。
① 焼酎をお燗で飲むことに対して、あらかじめ割り水をしてお燗にすることで、まろやかで飲みやすい特徴について解説させていただきました。
② 焼酎をお燗でり飲む際にの飲み方やお燗の方法について、45℃くらいのぬるま湯がオススメであることや、あらかじめ割り水して一晩寝かすことなどについて、解説させていただきました。
③ お燗で飲むことが向いている焼酎の具体的な銘柄について解説させていただきました。
この記事を読まれた読者様が少しでも、焼酎に興味を持っていただき、焼酎を好きになっていただけると、筆者としても嬉しい限りです。
この記事は以上になります。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。
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