柑橘系のほんのり香りとさっぱりとした飲み易さ
今回ご紹介するお酒は、奄美群島の徳之島にあるにしかわ酒造が製造する黒糖焼酎「ざわわ」です。
このお酒、昔ながらの白麹を用い、甕壺仕込みで仕込み、減圧蒸留で製造された、大変飲み易いお酒です。
ここで、「ざわわ」とは、サトウキビが風に揺られてなびくときに鳴る音のことをいい、このお酒が自然と一体となって作られているという想いが詰まったお酒です。
できた原酒は徳之島で昔から聞かれている島唄を酒にも聞かせて熟成させて出荷されています。
その飲み口は、柑橘系の甘いさわやかな香りとさっぱりとしてほんのりと味わう甘さ。
そして、後味すっきりとして、黒糖焼酎の初心者でも大変飲み易い飲み口となっております。
蔵元のこだわりは、一次仕込みは甕(かめ)だけで行うということです。
この蔵元には近代的のような設備が整理されて並んでいます。
一次仕込みに使う甕(かめ)に、二次仕込み用のタンク、原酒を寝かせる貯蔵タンクに、原酒を割り水して度数を調整するブレンドタンクが並んでいます。
一次仕込みでは、ドラムで蒸した米に種麹(たねこうじ)をつけて40時間置いてつくったもろみを甕に入れ、水と酵母(こうぼ)を加えて酵母を増やします。
それを二次仕込みタンクに移し、一回の仕込みで分で900キログラムの黒糖を加えて、15日間発酵させます。
甕やタンクの中で発酵が進むと、麹たちが熱を出しはじめるので、温度管理システムでもろみの熱をコントロールします。
「ざわわ」に使われている水は、徳之島で育まれる名水が使われています。
言うまでもありませんが、水の美味しさはそのまま酒の美味しさへとつながります。
「あじゃ」を製造しているのは、にしかわ酒造。
にしかわ酒造が蔵を移設した理由も、この地なら美味しい水の恵みにあずかることができるからでした。
地下190メートルから汲み上げているという水場には、「水神」を祀り、美味しい酒を作りだす島の恵みに対する感謝を伝えているとのことです。
黒糖焼酎「ざわわ」は柑橘系のほのかな香りとさっぱりとした飲み口が特徴のお酒です。
この蔵元では、この銘柄以外にも「島のナポレオン」や「あじゃ」などがありますが、そのどれもが大変飲み易いスマートなお酒が特徴です。
白麹に減圧蒸留という製法は、限りなく飲み易さを追求したお酒です。
闘牛の盛んな徳之島において、お酒はスマートで飲み易いというのは、大変面白いではありませんか。
このお酒、食後に夜中までずっと飲んでいるのにも向いています。
さらに、価格もとってもリーズナブル。
まずはお手軽に、このお酒を飲んでみてはいかがでしょうか?
黒糖焼酎「ざわわ」の製造について
原料:黒糖
蒸留方式:減圧蒸留
麹の種類:米麹(白)
アルコール度数:25度
製造元:株式会社奄美大島にしかわ酒造 鹿児島県大島郡徳之島町
仕込みや割水に使用するのは、蔵の地下190メートルから汲み上げた中硬水です。
約1億年前の中生代に形成された珊瑚層を含む硬い岩盤を数万年の時をかけて浸透した水で、ミネラルのバランスに優れ、焼酎をキレのよい味に仕上げてくれます。
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