昔ながらの製法で作られたお酒でラベルは森繁久弥氏の筆
今回ご紹介するお酒は、奄美群島の徳之島にあるにしかわ酒造が製造する黒糖焼酎「天水百歳(てんすいひゃくさい)」25度です。
このお酒、常圧蒸留の黒麹と白麹仕込みのお酒をブレンドした、昔ながらの製造の本格的な黒糖焼酎となっております。
このお酒、黒麹仕込みの黒糖のコクと白麹仕込みの上品さの両方を併せ持ちながら、飲んだ後の切れ味の良さが、黒糖の余計な雑味を感じさせない、品の良い味わいとなっております。
このお酒のラベルの命名と筆は、俳優「森繁久弥」氏によるものだそうです。
この徳之島の地下水はミネラル豊富な水で、全国平均の6倍のカルシウムが含まれているそうです。
「天水百歳」とは、天の水を飲むと百歳まで生きるという意味合いが込められており、この島の天然水の有難さを天水に例えています。
蔵元のこだわりは、一次仕込みは甕(かめ)だけで行うということです。
この蔵元には近代的のような設備が整理されて並んでいます。
一次仕込みに使う甕(かめ)に、二次仕込み用のタンク、原酒を寝かせる貯蔵タンクに、原酒を割り水して度数を調整するブレンドタンクが並んでいます。
一次仕込みでは、ドラムで蒸した米に種麹(たねこうじ)をつけて40時間置いてつくったもろみを甕に入れ、水と酵母(こうぼ)を加えて酵母を増やします。
それを二次仕込みタンクに移し、一回の仕込みで分で900キログラムの黒糖を加えて、15日間発酵させます。
甕やタンクの中で発酵が進むと、麹たちが熱を出しはじめるので、温度管理システムでもろみの熱をコントロールします。
黒糖焼酎「天水百歳」は、黒糖の上品な甘い香りと芳醇な甘さの味わいが特徴のお酒です。
また、このお酒、切れ味も良く、黒糖の悪い意味での雑味を感じない、すっきりとした後味。
大変の飲み易く、また、コクのある、味わい深いお酒です。
このお酒、ミネラルたっぷりの天然水が原料に使われているので、健康にも非常によく、このお酒の名前である「天水(てんすい)」とはまさに、自然の有難い恵みを意味しています。
昔ながらの常圧蒸留製法を用い、黒麹仕込みと白麹仕込みのブレンド酒ということもあり、黒麹のコク白麹の上品さの両方を併せ持つお酒。
この贅沢とも言える「天水」を一度味わってみてはいかがでしょうか?
黒糖焼酎「天水百歳」の製造について
原料:黒糖
蒸留方式:常圧蒸留
麹の種類:米麹(黒と白のブレンド)
アルコール度数:25度、30度
製造元:株式会社奄美大島にしかわ酒造 鹿児島県大島郡徳之島町
仕込みや割水に使用するのは、蔵の地下190メートルから汲み上げた中硬水です。
約1億年前の中生代に形成された珊瑚層を含む硬い岩盤を数万年の時をかけて浸透した水で、ミネラルのバランスに優れ、焼酎をキレのよい味に仕上げてくれます。
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