沖永良部島ってどんな島なの?
みなさんは、沖永良部島をご存知だろうか?
沖永良部島と書いて、沖永良部島(おきのえらぶじま)と呼ぶ。
この、沖永良部島について、何となく名前を聞いたことがあるような人も多いかもしれないが、奄美諸島の一部の島だと認識している人は、どの程度の割合の人がいるであろうか?
今回の記事では、沖永良部島について、解説していこうと思う。
沖永良部島は、鹿児島市から南へ552km、北緯27度線の上に浮かぶ周囲55.8km、面積93.8km2の隆起サンゴ礁の島である。
沖永良部島は、与論島の次に、沖縄に近い島で、大きさ的には、車なら90分ほどで、島を一周することができる島である。
沖永良部島の人口は、令和2年(2020年)の調べでは、人口11,996人の人口がいて、人口密度127.9人(1平方キロメートル当たりの人口)で、奄美大島の人口密度84.0人を上回る人口密度である。
この沖永良部島は、地下に、世界でも名だたる素晴らしい洞窟があるということをご存知であろうか?
そして、沖永良部島は、「秘境の楽園」と言われるほど、美しい自然が多い島だと言われている。
春にはえらぶゆりの花が咲き乱れ、美しい花がたくさん収穫される。
沖永良部島は、年平均気温が22℃、平均水温も23℃と海、陸とも暖かく過ごしやすく、ダイビング・釣りなどのマリンレジャーが一年中楽しめる、海の楽園といってもいい島である。
そして、西郷隆盛が約1年半過ごした歴史スポットでもある。
さらに、沖永良部島で特筆すべきは、島には大小約200から300の洞窟・鍾乳洞があり、愛好家のあいだで「洞窟の聖地」といわれている。
あなたも、冒険心がある人であれば、冒険したくてうずうずする気持ちが、これらの情報で高まったのではないだろうか?
とにかく、沖永良部島では、美しい景色が目白押しの、魅力が満載の島なのである。
そして、もう一つ、沖永良部島はかつて、琉球王国に支配されていた時代があり、徳之島と沖永良部島で、鹿児島色と沖縄色という、文化の境目のようになっているという特徴がある。
つまり、沖永良部島では、三線(さんしん)の音色も沖縄、味付けも沖縄、生活スタイルなどを含めて、沖縄の文化の影響がかなり色濃く反映されている。
ただ、沖永良部島でしか話されていない方言などもあり、そういった独特の島文化のある沖永良部島は、奄美諸島の中でも、はっきりとオリジナルな存在の島である。
今回のこの記事では、そんな沖永良部島について、いろいろな角度で、島の魅力を紹介していきたいと思う。
沖永良部島の市町村について
ここからは、沖永良部島の市町村について、解説していきたいと思う。
沖永良部島の自治体は、和泊町(わどまりちょう)と知名町(ちなちょう)の2つからなる。
沖永良部島の北側の細長いところにあるのが和泊町で、沖永良部島の南側の、山地があったりするのが、知名町である。
ここでは、それぞれの特徴について、解説していこうと思う。
和泊町について
沖永良部島にアクセスすると、空からでも海からでも、沖永良部島の上の方にある、和泊町にアクセスすることになる。
空からの場合は、沖永良部空港に到着し、海の場合は、天候が良ければ、「和泊(わどまり)」に寄港するのであるが、天候が悪ければ、「伊延港(いのべこう)」に寄港することになる。
和泊町の魅力は、手つかずの自然がたくさんあり、離島ならではの大自然を堪能できるところである。
和泊町には徒歩圏内に海や山があり、季節を問わずに満天の星を満喫できる離島での暮らしは、毎日が非日常的な体験であふれている。
和泊町での暮らしにおいては、地域の方の人柄の良さに助けられることが多いとのことである。
町内の方はみな移住者に対してウェルカムで、「移住後すぐに仲良くなれた」といった声もあるのだ。
これは、沖永良部島に移住を検討している人にとっては、とても有難いことではないだろうか?
こんな風に、和泊町では美しい自然と、とても親切でウェルカムな島民がいるので、大変魅力的な町であるといえる。
知名町について
沖永良部島のもう一つの町として、知名町がある。
知名町は、和泊町に比べて、もう少し田舎で、人口密度が引くく、自然の多い町である。
和泊町は大山という山もあり、アップダウンが和泊町に比べてあり、洞窟の探検をする、ケイビングのメッカとなっている。
沖永良部島には、200~300の鍾乳洞があると言われていて、標高が高い場所ほど、見事な鍾乳洞もあったりするのだ。
そして、その鍾乳洞の中で、最も有名な鍾乳洞が、「昇竜洞」というところである。
沖永良部島では、サトウキビを中心とした、農業がとても盛んなイメージがあるが、実は、畜産業も盛んで、沖永良部島にしかない、「エラブ牛」というのがあるらしい。
しかし、「エラブ牛」というのは、全く定着せず、鹿児島牛として、黒毛和牛として販売されている。
豊かで手つかずの自然という意味では、知名町は、和泊町以上に未開の秘境がたくさんあるようなので、冒険好きにはたまらない地域であるといえる。
沖永良部島へのアクセスについて
まず、沖永良部島へのアクセス方法について、記載していっこうと想う。
飛行機で沖永良部島に行く方法として、全国主要都市から鹿児島空港で乗り継ぎ、沖永良部空港に到着する方法が一般的で、1日3便の飛行機が出ている。
鹿児島空港から沖永良部空港までの所要時間は、約1時間10分ほどになる。
今のところ、このコースを使って沖永良部島にアクセスする方法が、最短コースになっている。
また、飛行機で行く別の方法として、全国主要都市から沖縄の那覇空港で乗り継ぎ、約60分で沖永良部空港に到着するという行き方もある。
さらに、飛行機の定期便として、奄美大島空港・徳之島空港・沖永良部空港・那覇空港の4ヵ所を経由しながら結ぶアイランドホッピングルートというものもある。
アイランドホッピングルートは、奄美大島発の下り便、那覇空港発の上り便ともに、毎日各1便運航している。
そして、フェリーで沖永良部島へアクセスする方法として、沖縄の那覇空港を経由して那覇港に移動し、フェリーで約7時間後、沖永良部島和泊港に到着するというルートがある。
他に、フェリーで行くルートに、飛行機を利用して奄美大島空港着し、名瀬港に移動して、フェリーで約5時間40分というルートもある。
他に、島めぐりをフェリーがしてくれる、鹿児島・沖縄航路フェリーというフェリーという航路もある。
鹿児島・沖縄航路フェリーの航路では、鹿児島新港→名瀬港→亀徳港→和泊港→与論港→本部港→那覇港という航路の上りと下りの航路がある。
いろいろなアクセス方法が容易されているので、旅の目的や時間に合わせて、島へのアクセスを選択するといいだろう。
ここからは、島内の交通について、記載しようと思う。
まず、沖永良部島を観光するのに便利なのが、沖永良部バスである。
この、沖永良部バスが提供しているサービスに、一日乗車券の販売を行っている。
一日乗車券は、島内20以上の施設で利用できる特典がついて、料金は中学生以上 1,200円・小学生以下 600円で利用できる。
ここで、島内バスは生活路線を結ぶルート設計となっているため、観光地や景勝地にはアクセスしていない。
そこで利用したいのが、タクシーを使う移動や、レンタカーを借りるという手段である。
もし、酒蔵見学をするのであれば、レンタカーという選択肢は無くなってしまうが、レンタカーも何店舗かあるので、ぜひご利用していただきたい。
他の島内の移動手段として、レンタバイクやレンタサイクルもあり、移動手段が無いということはないので、とても便利に旅行ができる。
これなら、安心して、沖永良部島に行けるというものだ。
沖永良部島のWiFi環境について
旅行に行って気になるのが、スマートフォンが使えるのかどうかという点だと思う。
また、旅行だけでなく、移住を考えたときに、WiFi環境が整っていないと、移住先としての選択肢は無くなってしまうのではないだろうか?
以下に、沖永良部島のインフラについて、簡単に記載してみた。
沖永良部島への旅行や移住を検討している人に、少しでも役に立てたら幸いである。
ドコモ、ソフトバンク、auの主要3キャリアに加え、格安SIM会社もサービスを提供している。
沖永良部島はフラットな島なので、概ね電波障害は無いが、5Gはまだ利用できないとのことであるが、5Gについては、本土でも、まだ少数派なので、これは問題ではないと思う。
以下、沖永良部島を訪れた人のために、フリーWiFiが利用できるスポットを記載しておこうと思う。
町 | フリーWiFiが利用できる施設 |
和泊町 | 笠石海浜公園、町民運動広場、和泊町研修センター、和泊町防災拠点施設やすらぎ館、歴史民俗資料館、旧保健センター、各字公民館、各小中学校、和泊町役場、えらぶゆりの島空港、和泊港、ワンジョ公園 |
知名町 | 知名町役場本庁舎、知名町立図書館、知名町民体育館、おきのえらぶフローラルホテル、知名町保健センター、沖永良部バス企業団の知名バス停 |
沖永良部島で住む人にとって、重要なのが、光回線がどの程度あるのかという点であるが、沖永良部島では、概ね島全体に、光回線が敷設されている。
町 | フレッツ光 | CATV |
和泊町 | 〇 | 〇 |
知名町 | 〇 | × |
沖永良部島では、フリーWiFi
町 | フリーWiFiが利用できるホテル |
和泊町 | 観光ホテル東/コチンダホテル ホテル シーワールド |
こんなふうに、5Gこそ使用できないものの、スマートフォンを使用するという点においては、問題なく使用することができるようなので、安心して旅行を楽しんでもらいたい。
沖永良部島の病院事情
沖永良部島の病院事情について、気になる人も多いと思うので、ここで述べていこうと思う。
沖永良部島と病院で検索すると、12件の病院がヒットした。
沖永良部島で最も大きな総合病院的な存在となっているのが、沖永良部徳洲会病院である。
沖永良部徳洲会病院ではほとんどの科目を網羅しており、沖永良部徳洲会病院があるので、沖永良部島での病院が無いという心配はいらないということになる。
沖永良部徳洲会病院は、知名町の南側にあり、沖永良部空港または和泊港より車で30分でアクセスできるところにある。
人口が約12000人もいれば、このような病院施設が充実しているということは当然だと言えるが、奄美大島の病院施設の充実ほどではないという感じである。
沖永良部島は島の事情ということもあり、診療科によっては医師が常駐しておらず、その場合は予約診療が必要になる場合もあるという。
そして、難しい病気や大きな手術、 ドクターヘリは、専門医がいない場合は沖縄本島や奄美大島で治療することがあるということである。
出産や難しい病気の治療や大きな手術の時には、鹿児島、奄美大島、沖縄本島など、島外に行くことが多いのだという。
それでも、普段の生活レベルでは、病院にそんなにお世話になっていないような人であれば、沖永良部島での病院事情で十分ではないだろうかと思う。
移住などを検討する際に、病院事情が特に気になる人にとって、沖永良部島の病院事情はそれなりに満足できる内容ではないだろうか。
沖永良部島にもスーパーやホームセンターはある
沖永良部島にもスーパーやホームセンターは普通にある。
沖永良部島には、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどが点在しており、生活に必要なものを入手しやすい環境が整っている。
沖永良部島の中で最も大きなスーパーは、和泊町にある、「Aコープ和泊店」である。
どちらかというと、知名町よりも和泊町の方が、スーパーやホームセンターなどは充実しているようである。
とはいっても、沖永良部島の島内は車で1時間30分もあれば、一周できてしまえる広さなので、生活インフラに困るということは無さそうである。
沖永良部島でも数件程度であるが、コンビニもあり、なんと、営業時間が23時まで営業している「アイショップ沖永良部店」や、24時間営業の「RICマート和泊店」などがある。
旅行などで島を訪れた際に、コンビニというのは、いろいろと便利だったりする。
沖永良部島で衣料店なども数件程度あり、アマゾンなどのネットショッピングで配達してもらえるので、住環境的に困ると言うことは無さそうである。
ここで気になるのが、沖永良部島が離島ということで、送料などの扱いがどのようになるのかについてだと思う。
沖永良部島の島内には、ゆうパックはもちろん、クロネコヤマト、佐川急便、ペリカン便の取り扱い店があり、荷物の集荷、配送のサービスを行っている。
なんと、これらの業者は、配送量は、全て「鹿児島県」扱いとなり、離島料金などの特別料金はかからないのである。
ただ、一般的に荷物は船便を利用する為、到着日は1~2日余計にかかるということがあるとのこと。
しかし、送料が特別料金になっていないというのは、何とも有難い話ではないだろうか?
沖永良部島には魅力的な自然がいっぱい
沖永良部島の特徴にある、「秘境の楽園」というキャッチフレーズのとおり、沖永良部島には魅力的な自然遺産の宝庫である。
ここでは、そんな美しい沖永良部島の自然の中でも、特に訪れるべき自然について、記載していこうと思う。
沖永良部島には、正直、ここの書面で紹介しきれないほどに、数えきれないほどに美しい自然がたくさんあるのであるが、書面の都合上、紹介しきれなかった他の自然についても、興味のある人は、ぜひご自身で調べてみるか、訪れてみてほしいと思う。
沖永良部島の観光の拠点である「おきのえらぶ島観光協会 エラブココ」に行こう
沖永良部島に行ったときに、まず立ち寄るべき観光拠点となるのが、「おきのえらぶ島観光協会 エラブココ」である。
「エラブココ」では、島人しか知らない穴場ビーチのピクニックツアーをはじめ、サイクリング、美ら玉作りなど様々な体験型のツアーを開催している。
また、「エラブココ」のお土産コーナーでは、島内屈指の品揃えがあり、島内の特産品がとても充実しているのだ。
さらに、「エラブココ」では、コワーキングスペースやシェアオフィスなど、ビジネス利用ができるフロアも備えられている。
「エラブココ」は、沖永良部島の知名町の南側にあり、車で沖永良部空港から約20分、和泊港より約13分、知名町市街地より約5分でアクセスすることができる。
「ワンジョビーチ」は沖永良部島で大人気の砂浜が美しいビーチである
沖永良部島は隆起珊瑚礁の島であり豪快な断崖絶壁の地形が魅力の島であるが、実は、周囲には大小110ものビーチが点在している。
そんなビーチずくしとも言える沖永良部島では、ビーチも選びたい放題だと言えるのであるが、その中でも特に美しいと言われているビーチが、「ワンジョビーチ」である。
「ワンジョビーチ」は、トイレやシャワー、脱衣所を備え、BBQができる無料のキャンプ場があり、ファミリー層にも人気のスポットとなっている。
そして、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の撮影地としても有名になったビーチである。
「ワンジョビーチ」の魅力は何といっても、その美しすぎるロケーションで、青い海と白い美しい砂浜を画に収めると、本当に理想のビーチではないかと思うほどに美しい景色が堪能できるビーチである。
何といっても、海水の透明度が半端なく、海水浴としても楽しめるのであるが、シュノーケリングなどのマリンスポーツも楽しめるビーチで、海の中の絶景も楽しめてしまうのだ。
沖永良部島の美しいビーチを見れば、現実にあるすべての嫌なことも、吹き飛んでしまうに違いない。
自然の美しさとパワーを感じるスポット「昇竜洞」は世界的にも有名な洞窟である
「昇竜洞」は、奄美群島国立公園、鹿児島県指定文化財・天然記念物の昇竜洞は、1963年に発見され、全長3500mの沖永良部島を代表する大鍾乳洞である。
現在、「昇竜洞」は、全長3,500mのうち、600mが一般公開されている。
特にフローストーンの規模は全国でも最大級のものだということである。
ここでフローストーンとは、クリームをとろりと流したような形状で流華石とも呼ばれ、洞窟の壁や斜面を覆っている鍾乳石のことを言う。
「昇竜洞」は、子どもから大人まで楽しめる観光鍾乳洞であり、料金も、2023年2月現在で、大人・高校生1,100円小・中学生550円4~5歳220円という料金設定になっている。
また「昇竜洞」を出たところにある出口公園では、太平洋を一望でき、洞窟の絶景とプラスアルファで楽しめる絶景となっている。
昇竜洞があるのは島の南部である知名町にあり、知名町市街地からは「ハチマキ線」を走り車で約10分、和泊町からは約30分の距離のところにある。
世界でも絶景と評判の高い「昇竜洞」は、沖永良部島に行った際は、ぜひとも訪れたい場所である。
洞窟の本格的な探検ツアーに参加して見る「沖永良部島のケイビング」
沖永良部島で体験できるツアーの中で、最高峰の体験ツアーといえば、洞窟を探検するツアーである、「ケイビング」であろう。
ケイビングとはCAVE(洞窟)という英語から誕生した言葉で、スポーツ的に洞窟探検を楽しむアクティビティのことを言う。
沖永良部島のケイビングツアーについては、沖永良部島ケイビングガイド連盟が取り仕切って行っている。
沖永良部島のケイビングツアーで案内される洞窟は、初心者コースである「リムストーン」から始まり、中級者以上のコースである、「銀水洞コース」や「水連洞コース」などがある。
沖永良部島のケイビングに参加するための料金として、16,000円~50,000円と、それなりに金額がかかるツアーとなるが、参加者によると、お金以上の価値があるコースだと、評判である。
沖永良部島のケイビングツアーは、実は、世界中のケイバーが憧れる、洞窟の聖地となっている。
そんな世界のケイバーの憧れの洞窟が日本にあるなんて、これは是非とも体験したいツアーである。
沖永良部島にはとにかく明るくて気さくな人が多い島
沖永良部島が気になる人にとって、島民はどんな特徴を持った人なんだろう?と疑問を持つ人も多いのではないかと思う。
そんなあなたも、ご安心ください。
沖永良部島の最大の魅力は、「人」だということ。
とにかく、沖永良部島の人の特徴は、出会う人、出会う人、とにかく明るくて気さくな人ばかりだということ。
さらに、初対面でも古くからの知り合いのように話しかけてくれたりするので、旅行者であっても、知り合いのような人たちという、有難い雰囲気を感じることができるのだ。
沖永良部島には、世話好きの人が多いようなので、もし島に来て困ったことがあった場合、躊躇することなく、島民に話しかけてみるといいのではないかと思う。
沖永良部島は狭い島ということもあり、地域の人との交流をするためのイベントや行事も頻繁にあり、そういった催しに参加をしなければならないということもあるようだ。
しかし、例えば、子供たちだけで遊びに行ったりとか、本土では考えられないようなことも、島では普通のことのようなので、地域の人との繋がりや、治安の良さがあるからこそ、できることだと思う。
こんな風に、島暮らしというのは、奄美諸島のどの島も共通することであるが、島民同志の繋がりを大切にするからこそ、島の暮らしもいいと感じられるようになる。
島の人同士が助け合いの精神があるからこそ、旅行者などに対しても、世話好きな島民の人柄が出るのであろう。
このようなことで、沖永良部島には、人という、最大の魅力があるので、ぜひ島を訪れていただきたいと思う。
実は沖永良部島は奄美諸島屈指の美食の島である!
沖永良部島で以外と知られていないのが、奄美諸島屈指の美食の島だということである。
もちろん、沖永良部島でも、ここでしか製造されていない、黒糖焼酎という、島酒があるのであるが、その島酒が美味しくいただける料理のレベルが半端ないということである。
ここでは、そんな美食の島である沖永良部島で、ぜひとも味わいたい料理の店をいくつかご紹介したいと思う。
もちろん、ここで紹介しきれない美味しい料理屋は他にもたくさんあるので、料理が美味しい島を探している人にとっては、沖永良部島は、とても魅力的な島だと言えるのだ。
創作料理 とうぐら
まずはじめにご紹介するのが、和泊町にある「創作料理 とうぐら」である。
ここの店主は、店主自ら毎朝、競り市に参加し、その日に収獲されたばかりの新鮮な魚介類を仕入れている。
この店で料理されている野菜も、ほとんどが沖永良部島産であり、調味料も与論島の塩や喜界島産の砂糖を使用している。
ここでは、人気のお刺身料理もさることながら、牛肉のステーキまで食べられるという、本格的な創作料理屋さんである。
味処ふるさと
次にご紹介するのが、和泊町にある、和風創作料理の「味処ふるさと」である。
ここの店主は、日本を代表する割烹料理屋で修行をした店主が出店されたお店とあって、かなりレベルの高い、創作料理が味わえる店となっている。
この店は、ランチメニュー(11:30~14:00)では日替わり料理(1,000円)が人気で、毎朝店主が仕入れる新鮮な野菜・鮮魚・肉料理などが、リーズナブルに、提供していただける。
また、夜(18:00~23:30)には、マスターおすすめコースが3,000円/3,500円/4,000円のコース料理があり、こちらも、料理自慢の店主が腕を振ってくれるので、大変美味しくいただける。
えび料理 西郷食堂
次にご紹介するのが、和泊町でも、沖永良部空港の近くにある、「えび料理 西郷食堂」である。
なんとこの店、店主が海に潜り、獲ってきた伊勢海老や夜光貝など新鮮な海の幸を提供する、島の海鮮料理屋となっている。
この店も、昼と夜とでランチとディナーを提供してくれる店となっているのであるが、ランチはとてもリーズナブル、ディナーはボリューム満点といった感じで提供していただける。
特に、ディナーのコースは決して安いディナーではないが、本土では見たことが無いようなエビを提供していただいたり、特大の伊勢海老が登場したりする。
店内には伊勢海老やアサヒガニ、夜光貝、ウツボ等がいる大きな生けすもあり、目でも楽しむことができる店内となっている。
せっかく島に旅行に来たのであれば、島の中でも、新鮮でクオリティの高い食べ物が食べたいと思ったときは、是非とも、この、「えび料理 西郷食堂」はオススメの店である。
昇竜洞茶房 草(そう)
次にご紹介するのが、沖永良部島にある有名な洞窟である、知名町にある「昇竜洞」の出口にあるのが、「昇竜洞茶房 草(そう)」である。
「昇竜洞茶房 草」は、料理上手のお母さんが一人で切り盛りする小さなお店である。
この店の売りは、何といっても、コスパ抜群のボリュームランチが食べられること。
その、ランチタイムはボリューム&栄養満点のメニューを目当てに訪れる人が多いのであるが、なんと、この店は、モーニングも500円で超ボリューム朝ごはんが食べられるお店となっている。
沖永良部島に行った際は、「昇竜洞」を訪れる人はかなり多いので、洞窟の出口にあるこの店によって、お茶をするなり、ごちそうになるなりと、利用価値の高いお店となる。
いくつかの、沖永良部島のグルメ情報を記載させていただいたのであるが、沖永良部島は知る人ぞ知る、隠れた美食の島でもあるので、グルメ情報がこの程度で終わるわけはない。
ここでは、紙面の都合上、ここまでのご紹介とさせていただくが、島の景色だけでなく、グルメも楽しみたい人は、沖永良部島は、超オススメの島である。
沖永良部島の釣りは、海へのアクセスが抜群で、とにかく豊富な魚の種類が釣れる!
南の島のイメージは、穏やかで透明な海といったイメージがあると思うのであるが、そんな南の島で釣りはどうかというと、これが、海に囲まれた沖永良部島は釣りも楽しめる島である。
沖永良部島での釣りは、磯釣りや沖合での釣りの両方を楽しむことでき、底者や、沖合などに行くと、大物が狙えたりする、釣り場でもある。
沖永良部島で釣れる魚は、タカサゴ(グルクン)、カマス、ムロアジ、サヨリ、メアジ、クロ(メジナ、グレ)、オナガグレ、イスズミ、フエフキダイ、ブダイ、イシガキダイ、アラ、スジアラ、ヤイトハタ、ロウニンアジ、カスミアジ、カンパチ、イソマグロ、シイラ、アオリイカ(ミズイカ)など。
いろんな種類の魚が釣れる、沖永良部島での釣りは、磯釣りだけでも10~20種類の魚を釣ることができ、沖に行けばカンパチなどの魚が何十種類と釣れるということである。
そして、この島の釣りにも、ちゃんと、釣り具のレンタルサービスがある。
そして、沖に出て大物を釣りに行きたいと思ったときは、島には「つり吉」という釣具屋があり、こちらの店で乗合船を出していたりする。
釣りというと、穏やかな砂浜とは逆の、断崖絶壁や港などの、泳ぐのに適していないような入り組んだ岬などが、釣りスポットになる。
穏やかな砂浜の多い沖永良部島でも、そのような釣り部ポットはいくつかある。
そして何といっても、沖永良部島では、一年中を通して釣りを楽しむことができるので、釣りファンには嬉しい環境だといえる。
そして、沖永良部島で釣れる魚は、南国の魚らしく、カラフルな魚が多く、釣り良し、見た目も面白くて、釣りをしていても飽きないほどに、豊富な種類の魚たちが生息している。
沖永良部島では、多くの釣り人たちが、SNSなどで釣り情報を発信しているので、興味のある人は、そういった発信者を見にいくのも、情報源として参考になるであろう。
沖永良部島で楽しめるマリンスポーツの種類は実に宝庫である
沖永良部島といえば、美しい海に囲まれた楽園といったイメージがあるが、海に囲まれているということで、いろいろなマリンスポーツが体験できるという魅力もある。
ここでは、沖永良部島で体験することができるマリンスポーツについて、いくつかをご紹介していこうと思う。
【トーイングチューブ バナナボート 】 5人乗り HO SPORTS EXO5
トーイングチューブ5人乗り HO SPORTS EXO5とは、浮き輪の大きいバージョンのような形をしていて、遊園地にあるような、アトラクションのようなボートのことを言う。
また、バナナボート5人乗りとは、その名のとおり、バナナのような形をした浮き輪のようなボートのことを言う。
現在、海外で開発された、これらのアトラクションマリンスポーツ用のボートが、沖永良部島の「MTマリン沖永良部」でレンタルさせてもらえる。
JET SKI STX-15F(ジェットスキーレンタル)
沖永良部島では、マリンスポーツの中でも、アクティブなスポーツ、いわゆる、ジェットスキーが楽しめる島となっている。
こんな高性能なジェットスキーが、現在価格で、1万円ほどでレンタルできてしまうのだ。
これは、島に来た際には、是非とも楽しんでみたいスポーツである。
しかし、JET SKI STX-15Fに乗るためには、小型特殊船舶免許が必要になってくるので、予め、それなりに準備が必要になってくる。
しかし、免許を取得した人にとっては、手ぶらで島に来てから、美しい海の上を自由に、JET SKI STX-15Fが楽しめるようになるので、これは、要チェックな内容だと言える。
ウェイクボード
ウェイクボードとは、モーターボートに、ハンドルの付いたロープを設置して航行し、それをボートの後部で握った人が、滑走具に乗り、蛇行しながら水面を滑るウォータースポーツのことを言う。
沖永良部島では、何と、初心者OKだということで、初めてでも、しっかりとインストラクターが教えてくれながら、ボートを乗ることができるのである。
ジェットスキーもそうであるが、沖永良部島は何とアクティブな島であろうか。
穏やかで親切な人々のいる島で、アクティブな海の上のスポーツが楽しめるなんて、素敵な島ではないだろか。
バイク遊覧
沖永良部島で、マリンスポーツを楽しみたいと思ったときに、運動に自信の無い人などで、自分ではできないけど、誰かに手伝ってもらいたいと思う人もいるのではないかと思う。
そのようなときに、この、「バイク遊覧」のアトラクションは、とてもオススメなツアーだと言える。
水上のバイクでツーリングとなんて、とてもオシャレで新しいではないか。
普段の生活で、このような体験は想像すらできないのではないだろうか?
ここは島である。
だから、島の常識が、本土の普通の常識とは、かけ離れているのだ。
もしあなたが、沖永良部島に、マリンスポーツを楽しみに行きたいと思ったのであれば、ここぞとばかり、島の常識に、意識をスイッチしてみようではないか。
他にもマリンスポーツが楽しみたい放題
今回、いくつかの沖永良部島で楽しめるマリンスポーツをご紹介してきた。
今回ご紹介した以外にも、まだまだ沖永良部島では、楽しめるマリンスポーツは、無限にある。
というのも、沖永良部島のマリンスポーツを本気で書くと、一記事では到底終わらないからだ。
このように記載しても、沖永良部島について、島の存在自体を知らない人も多くいるのも確かで、ここに記載している内容も、初めて見ると言う人も多いのではないだろうか?
だからこそ、島の人にとっては当たり前だということでも、少しでもたくさんの発信をしていくことで、少しでも、島生活を望んでいる人に届くようになるのではないかと思うのである。
沖永良部島は、秘境の楽園のみならず、美食、人の楽園である。
ここまで、沖永良部島について、解説させていただいた。
沖永良部島は、徳之島との境で、鹿児島色と沖縄色が、いろいろな意味で文化の節目という意味で、面白い島となっている。
そして、沖永良部島の魅力といえば、「秘境の楽園」とも言えるべき、手つかずの自然、そして、地下に無限に広がる鍾乳洞の楽園。
さらに、無限に美しい海、奄美諸島で最も美食の島というべき、美味しい店が目白押しという魅力。
そして、沖永良部島の最大の魅力は、島に住んでいる、気さくで、面倒見の良すぎる、明るくて接しやすい島の人である。
イノウエは、各地域の情報を調べていくうちに、重大な日本の事実に気が付いた。
実は、日本という国は、世界でもまれに見る、歴史と文化の詰まった国ということ。
奄美諸島にも、外国人のみならず、日本人ですら、知らないないことだらけの、超魅力的な文化があり、その中でも、沖永良部島は、無限に魅力に溢れている。
読者の諸君、沖永良部島の澄んだ海を見ながら、最高に美味しい黒糖焼酎を飲もうではないか!!
この記事は以上になります。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。