奄美群島の徳之島にある黒糖焼酎の酒蔵「奄美酒類(あまみしゅるい)」

  • 10月 29, 2021
  • 5月 22, 2022
  • 知識編
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奄美酒類株式会社

「共同瓶詰会社・奄美酒類(あまみしゅるい)」について解説

奄美種類は、昭和40(1965)年に創業された奄美群島初の共同瓶詰会社です。

当時徳之島で操業していた、松永酒造場(代表銘柄「まる鹿」)、亀津酒造場(代表銘柄「まる一」)、天川酒造(代表銘柄「天川」)、高岡醸造(代表銘柄「万代」)、中村酒造(代表銘柄「富久盛」)、芳倉酒造(代表銘柄「まる芳」)の全6社が集まり、昭和40(1965)年に設立されました(その後、2社が脱退)。

奄美酒類 外置きタンク

松永、亀津、天川、高岡、中村の5社が造る原酒を集め、ブレンドして製品化しており、各社の取り決めで、5社が同じ量ずつ原酒を納めて製品化し、代表は各社持ち回りで就任することになっています。

但し、現在では上記5社から1社が脱退し、4社の蔵元の共同瓶詰会社となっております。

奄美酒類 工場内タンク

大まかな製法は統一されていて、原料の黒糖と米は概ね1.8対1の比率で用いられ、蒸留は各蔵との常圧蒸留です。

各蔵で製造された原酒は、タンクローリーで奄美酒類の工場に運ばれ、余分な油脂分を取り除く冷却ろ過を施されたのちにブレンドされ、甕(かめ)やタンク・樽(たる)に貯蔵されます。

奄美酒類 樽

貯蔵熟成中に原酒の表面に浮いてくる油脂分は丁寧に取り除かれ、透明で雑味のない原酒に仕上げられます。

所定の貯蔵期間を経た原酒は、銘柄ごとにブレンドされ、割水の上、瓶詰めして製品化されます。

大まかなレシピはブレンドでも、各蔵ごとの環境や設備の違いから、原酒の風味は微妙に異なり、ブレンドすることで風味に奥行きが生れます。

因みに、徳之島空港から出発して、中村酒造から天川酒造まで、西回りに共同瓶詰の4蔵と奄美酒類をめぐると、徳之島をぐるりと1周することができるんですよ。

奄美酒類株式会社 鹿児島県大島郡徳之島町亀津

取り扱い銘柄  奄美、黒奄美、ブラック奄美、奄美5年古酒 など

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