奄美大島にある西平酒造が製造する黒糖焼酎「加那」の商品レビュー

ロックで飲むとビターが主張だがいろいろ混ぜるとコクのある焼酎

今回ご紹介するのは、筆者が、奄美大島にある西平酒造が製造する黒糖焼酎「加那(かな)」を実際に飲んだ感想について、商品レビューを書いていこうと思います。

このお酒、常圧蒸留で製造された原酒を、タンクと樫樽でそれぞれ2年貯蔵した後に製品化されているので、代表銘柄の中でもとりわけ手の込んだ名品です。

今回、実際に、そのまま、水割り、ソーダ割り、ミルク(牛乳)割り、ロック、お湯割りなど、いろいろな飲み方を試してみました。

どのような飲み方でも美味しくいただけましたが、筆者のオススメの飲み方は、お湯割り、ソーダ割りです。

次には、上記のそれぞれの飲み方について、詳細について以下より記載していきます。

このお酒に関する詳細については、以下の記事で解説しています。

黒糖焼酎「加那」について解説

黒糖焼酎「加那」をいろいろな飲み方で飲んでみた。

今回、黒糖焼酎「加那」をいろいろな飲み方で飲んでみて、テイスティングの違いをできるだけわかりやすく解説していきます。

では早速ですが、以下にそれぞれ飲み方についての感想を記載していきます。

黒糖焼酎「加那」をそのまま飲んでみた。

まず、筆者は「加那」をそのまま飲んでみた感想は、黒糖由来の芳醇な甘さと樽貯蔵のビターなコクのバランスが絶妙で、とても美味しいと思いました。

そのまま飲んでみて、いきなり美味しいと感じました。

このお酒、少し黒糖の雑味も感じるので、樽貯蔵のビターさに雑味が加わって、重工なビター感のある味わいに仕上がっています。

黒糖焼酎「加那」を水割りで飲んでみた。

次に、筆者は「加那」を水割りで飲んでみました。

水割りにすると、このお酒の持ち味である樽貯蔵とほどよい雑味の重工なビター感が、かなりマイルドになり、このビター感がコクとなって感じられて、芳醇な甘さとマッチして、とても美味しく感じました。

黒糖焼酎「加那」をソーダ割りで飲んでみた。

次に、筆者は「加那」をソーダ割りで飲んでみました。

「加那」をソーダ割りにすると、全く別の飲み物になるから不思議です。

ソーダ割り特有の酸味が感じられ、甘酸っぱい炭酸飲料のお酒に変わります。

そして、このお酒の持つ樽の風味が後味に残り、ビター隠し味のように感じられ、とても美味しくいただけます。

最近、夏の風物詩といえば、レモンサワーを思い浮かべる人も多いのですが、「加那」の場合、ほんの少しアクセントのあるビターテイストなハイボールといった感じで、大人の味わいでとても美味しいです。

夏にはこの飲み方はかなりイケてるように思います。

黒糖焼酎「加那」をミルク割りで飲んでみた。

次は、奄美群島の現地の人たちの間で通の飲み方と言われる、「加那」のミルク(牛乳)割りで飲んでみました。

ミルクはお酒の悪いクセをかなり抑えてくれて、とても優しいマイルドな飲み物に変化します。

そして、このお酒の持つ、力強い樽の風味が、カルアミルクのようなテイストで、女性にもぴったりな、とても優しい味わいになります。

この飲み方も、好みによりますが、好きな人はかなりハマりそうな味わいだと思いました。

黒糖焼酎「加那」をロックで飲んでみた。

次に筆者は、筆者が最も焼酎を飲む方法の、「加那」のロック割りを飲んでみました。

このお酒、ロックにすることにより、樽のビター風味がさらに力強くなり、ビター風味の濃いチョコレートといった味わいになります。

これは、初心者には少々クセが強い飲み方だと思いました。

筆者的にはクセの強いこのビターテイストもとても美味しく感じたのですが、クセを好まない人にとって、少し抵抗のあるビターテイストのように感じます。

黒糖焼酎「加那」をお湯割りで飲んでみた。

実は、黒糖焼酎らしさを感じる飲み方だと言われている飲み方が、お湯割りです。

「加那」のお湯割りは、樽のビターテイストが、かなり上品なコクの味わいに変わり、見事にマッチ。

同じような種類に、奄美大島酒造の「高倉」がありますが、お湯割りの香ばしさ、コクという意味では、「加那」の方が感じます。

上品な香ばしさの「高倉」に対し、深いコクの「加那」。

同じお湯割りでも、好みによりますが、筆者的に見ても、どれがどれより美味しいというものではなく、それぞれの個性というように思います。

「加那」はいろいろ混ぜることにより、万人受けする銘酒になる。

今回、黒糖焼酎「加那」について、いろいろな飲み方を試してみました。

このお酒、ロックで飲むと、少々クセの強い、ビターテイストな味わいのお酒になるものの、水割り、ソーダ割りなど、いろいろな物と混ぜて飲むことにより、万人受けする香ばしい飲み物に変化します。

例えば、夏の暑い風呂あがりには、レモンサワーではなく、ほどよいビターなコクのある、「加那」を飲む。

そして、寒い冬には、食後などに、机に座ってテレビを見ながら、「加那」のコクのあるお湯割りで、香ばしいコクと芳醇な甘さを感じられる、温かい飲み物になります。

そうです。

このお酒が一本あれば、一年中楽しめる、魔法のようなお酒になります。

筆者は焼酎をロックで飲む機会が最も多いので、このお酒の持ち味を生かせない感がありますが、筆者的には、このお酒の持つビターテイストのクセはとても気に入っています。

このお酒は、味わいの強い肉料理などには、ロックで飲むと、美味しくいただけるのではないかと思います。

今回のレビューをさせていただいた、黒糖焼酎「加那」は常圧蒸留のお酒です。

最近は飲み易い減圧蒸留のお酒が好まれる傾向にありますが、筆者的には、焼酎といえばやはり、常圧蒸留で製造されたお酒だという印象がありますので、飲んだことの無い人はぜひ、常圧蒸留酒を試して欲しいと思います。

最後にこのお酒にご興味を持たれたかたは、以下より購入ページへ飛ぶことができます。


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また、このお酒の詳細が知りたいと言う方へは、以下より解説ページに飛ぶことができます。

黒糖焼酎「加那」について解説

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