
鹿児島県の最南端に位置する「与論島(よろんじま)」は、限りなく沖縄県に近い島です。
ここでは、そんな「与論島(よろんじま)」がどのような島なのかを解説していきます。
与論島の歴史処
与論島にはいくつかの歴史処があって、丘の上にある「サザンクロスセンター」の展示室をぐるっとまわると、与論島の歴史文化を読むことができます。

また、与論島の「与論民俗村(よろんみんぞくむら)」に行くと、かつて島で当たり前に使われていた生活道具の数々があり、染物などの体験をすることができます。

島の歴史文化に詳しい「与論民俗村」の菊秀史(きくひでのり)さんは、与論島を知るうえで必ず会っておきたい人です。
なぜなら、「与論民俗村」は秀史さんのお母さんがはじめた私設資料館だからです。
与論の文化と島人の歩みを伝えなければ、と感じた菊家の人々は、生活道具の収集を開始。
今や貴重な資料が残る場所となりました。
白い砂に囲まれたビーチの島
日本の島にはどこにでもビーチがあるわけでもなく、ビーチがあっても白い砂が続く島は、限られます。
そのなかで、小さな島に60もの真っ白なビーチがある与論島は、その質量とも群を抜いています。
与論島には、白砂の最高峰として名高い、まぼろしの浜「百合ヶ浜(ゆりがはま)」があります。

百合ヶ浜は、潮が引いてしまう干潮時だけに現れる砂地で、その時になると海水に洗われたきれいな砂が顔を出します。
島の東側にあるビーチから小船に乗り込み、透明な海を1.5キロメートルほど進んだところに現れた砂地は、浜辺とは比べ物にならないほどに美しい光景です。
ヨロンケンポウの島
与論島は、奄美群島および呑んべえ界では言わずと知れた「ヨロンケンポウ」の島です。
与論島には、宴会の場に集まった一人ひとりが口上を述べ、杯を一気飲みしては次の人にまわしていく「与論献奉(ヨロンケンポウ)」という作法があります。

全員自己紹介などしてはじまるから打ち解けやすい。
1巡するだけではもの足りなくて、2巡3巡と回すこともあります。
この「与論献奉(ヨロンケンポウ)」のことに、必ずといって飲まれるのが、島で唯一の酒蔵が提供する、「島有泉(しまゆうせん)」という黒糖焼酎です。
黒糖焼酎「島有泉(しまゆうせん)」は、生(き)で一気飲みができるように、20度と度数を控えめに作られています。
以下は、奄美群島広域事務組合 様のご許可をいただき、与論島の動画を掲載させていただきます。
以下から動画を楽しんでください。 ↓